2014年4月21日月曜日

違いがわかる

ずっと長い間の疑問だった。
復活祭(イースター、パスハ)の日にちが、カトリックやプロテスタントと東方正教会で、2週間ばかりずれている年があるかと思えば、同じ日に祝う年があること。

クリスマスが違う日になるのはわかる(違う暦を使っているから)し、それは毎年のことだ。

が、復活祭は「春分の次の満月後の最初の日曜日」という移動祭日で、「春分」「満月」「日曜日」のどれが原因で、年によって同じ日になったり違う日になったりするのだろう?????
と思っていた。

http://www.orthodox-jp.com/nagoya/msj3.htm#date

http://www.calvin.org/misato/easter/easter04.htm
正教会が用いている復活祭の決定方式が古代教会の方式をそのまま引き継ぎ、他の教派と異なるからです。
「春分の次の満月後の最初の日曜日」というのが復活祭の日付の決め方の原則ですが、正教会では天文学的な春分ではなく、この決定がなされた第一回全地公会議(ニケヤ)の年(325)の春分の日をユリウス暦上に固定して計算しています。また、ユダヤ教のパスハとともに祝わないという規定(使徒規則7条、アンティオキヤ地方公会規則1条)も守り続け、この二つの要因が複合して他教派の日付と異なるのです。

ということなんだって。

今年は同じ日になり、4月20日、つまり昨日だった。
昨日は世界中の教会が主の復活を祝った。

混迷の続くウクライナでも、パスハのために休戦の合意がなされていた。
が、スラヴャンスクで、いかにも正教らしい名のこの町で、検問所の一つが奇襲を受けて、双方に死傷者が出たという。
パスハの休戦を破って奇襲をかけたのは暫定政権側の右派セクターの人たちらしいのだが、彼らの装備はウクライナ軍が使用しているもの以外の外国製のものがあったり、ドル紙幣をお持ちだったり。

日本の報道では流されているけれど、パスハの休戦破りはかなりの非道であると、私なんぞは憤慨している。

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