おお、EUフィルムデーズ2014とソヴィエト映画クラッシクス、日程が被っているという大問題が発生。
去年初冬のポーランド映画祭とスウェーデン映画祭が重なったときみたいだ。
あのときは上映会場がユーロとイメージフォーラムと両方渋谷だったが(15~20分くらいかかる)、今回のEUとソヴィエトのはしごは難しい。京橋と渋谷だからなあ。
ソヴィエト映画クラシックスの作品は別の機会があるだろうか、あるかもしれない。
(この上映会自体、去年神戸でやっていたものの巡回ではないだろうか。)
EUフィルムデーズの方は、その後一般公開というのはなかなか難しいようだ。
「カラマーゾフ兄弟」(チェコ)のような傑作でもあれっきりのようだし。
それにしても、ソ連時代の作品の回顧上映はこうしてたびたびあるけれど、90年以降のロシアになってからのレトロスペクティヴとか、あるいはごく最近のロシアでヒットしたロシア映画とか、そういうのの特集上映がないのはとても寂しい。
大型連休中に毎年やるイタリア映画祭や、横浜を基盤にしているフランス映画祭のように、きっちり最新作を売りこむ国々が羨ましい。
(最近のドイツは息切れか?)
ロシアフェスティバルでもシャフナザーロフ(彼はモスフィルムのトップなのでできたのだと思われ)以外に誰か最新作の上映をやりましたっけ?
びっくりするほどいつもいつも旧作上映で「映画祭」と銘打ってしまうのだ、ロシアは。
私は新しい作品が観たい(できれば戦争映画以外で)。
イメージフォーラム・フェスティバルではゲルマンの遺作「神様はつらい」をやるのか。
去年はバラバノフを2本観て、相変わらずいっちゃってるな、と呆れつつも「私は幸せになりたい」では今まで大反発を感じていた彼の作風の中にも微かに訴えたかったがなんであるかの片鱗がつかめたかのような気がして、初めて次回作が楽しみと言えそうだったのに、突然訃報を聞いて驚いたのだった。
ゲルマンの遺作も観るのはやはりちょっと勇気がいりそうだ。
(頭痛がした「フルスタリョフ、車を」の路線だという噂を洩れ聞く。)
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