2015年2月11日水曜日

イラン映画やがて哀しき

アスガー・ファルハディ監督の「別離」とNHKアジア・フィルム・フェスティバルで上映されたレザ・ミルキャリミ監督の「花嫁と角砂糖」、録画していたものをDVDにダビングした。

ミルキャリミ監督は去年の秋イラン大使館主催の映画会で見せていただいた「こんなに近く、こんなに遠く」も監督だったのか。
あれは人情味あふれるいい映画だったな。
ファルハディ作品のクールさとはある意味対照的だ。
このとき監督にはサインをいただいた。

そう言えば、アジア・フィルム・フェスティバルはあれきりになってしまったのだ。
ウズベキスタンのムサーコフ監督「I wish …」やヴェトナムの「ニャム」、サッカー映画「僕たちのキックオフ」とか、「アフガン零年」とか、いろいろ力作を観ることができたのだが、NHKもそういうことにお金と人を使うことはしなくなったのだ。
かなりあけすけな言葉で「上の連中はそういうことがわからない」という類のことを、司会役のNHKの人は言っていたからな。
教育テレビでの良質のアジア映画の紹介もなくなってしまったし。

アジア映画はいつでも手の届くところにあるのだと、あのころは思っていた。

話は違うが、このところイラン遠征中止情報に対して、イランとイラクを取り違えているとしか思えないような書き込みがあったりして、いろいろがっかりしている。

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