今年のクリスマスに贈る本

もう12月！
というわけでありまして、今年も書きます、クリスマスに贈る本。

くろうまブランキー(こどものとも絵本) 著者 : 伊東三郎 福音館書店 発売日 : 1967-11-15 ブクログでレビューを見る»

堀内誠一さんの絵本デビュー作。パウル・クレー風の絵がとっても素敵。
ストーリーも泣かせます。フランスの小学校の児童達の共同制作なのです。

祖父から贈られた本で、これまでに何度も何度も読みました。
おじいさま、ありがとう！

この本は、私にとって、永遠のクリスマス絵本なのです。

こえだのとうさん 著者 : ジュリア・ドナルドソン バベルプレス 発売日 : 2015-11 ブクログでレビューを見る»

出版社の紹介分より
「ある朝ジョギングにでかけた小枝のパパは犬に追いかけられ、子供の遊び道具にされ、 鳥の巣になり、川に流され、バットにされたり、ブーメランにされたり……単なる小枝として小枝のとうさんは散々な目に遭います。
そんな小枝のとうさんに奇跡がおきます。
子供たちが大好きなクリスマスのヒーロー、サンタさんによって・・・。2015年11月末に刊行されたばかりの本。読んでみたい。

トスカのクリスマス (講談社の翻訳絵本) 著者 : マシュー=スタージス 講談社 発売日 : 1991-10-28 ブクログでレビューを見る»

猫にいがちなちょっとすねた表情が可愛いトスカ。すてきなクリスマスになってよかったね。

ひとりぼっちのミャー クリスマスのよるに 著者 : たしろちさと 女子パウロ会 発売日 : 2014-09 ブクログでレビューを見る»

『くろうまブランキー』に似ている。まず、ストーリーがある意味そっくりで、サンタクロースの橇が夜空を駆ける場面の絵も堀内誠一さんのそれにそっくりだ。心温まる話ではあるが、その点がひっかかった。

ロシア民話 動物たちの冬ごもり 著者 : フィリップ・キイー 日本エディタースクール出版事業部 発売日 : 2003-12 ブクログでレビューを見る»

動物に関するロシア民話を集めてあります。
ペテルブルクで訳者の留学仲間だったというフィリップ・キイーさんの絵はちょっと地味ながら上品でいい。

イライジャの天使―ハヌカとクリスマスの物語 (〈いのちのバトン〉シリーズ) 著者 : マイケルJ.ローゼン 晶文社 発売日 : 2012-12-05 ブクログでレビューを見る»

宗教の融和と平和なクリスマスを願うほのぼのしたいい話。でも、難しいことを考えずとも、読んだら優しいきもちになるでしょう。

ハリーのクリスマス (世界傑作絵本シリーズ) 著者 : メアリー・チャルマーズ 福音館書店 発売日 : 2012-10-10 ブクログでレビューを見る»

ハリーも、おかあさんも、サンタさんを信じていたんですね。

クリスマスのちいさなおくりもの (こどものとも絵本) 著者 : アリソン・アトリー 福音館書店 発売日 : 2010-10-15 ブクログでレビューを見る»

お母さんが病気でお父さんがふさぎこみ、クリスマスの準備をしていない家。
その家のねずみがねこのおかみさんに「何とかしよう」と呼びかけて、サンタクロースを迎える準備をします。
ねことねずみのクリスマスの話はビアトリクス・ポターの『グロースターの仕立て屋』を思い起こさせます。
このねこのおかみさんはなかなか有能ですが、言われるまでは暖炉の前でのびて寝ていたんですね。
手柄はねずみに譲り、控え目なところもいいです。
目覚めたお父さん、しっかりしてくださいよ。

クリスマスってなあに (講談社の翻訳絵本) 著者 : ディック=ブルーナ 講談社 発売日 : 1982-10-14 ブクログでレビューを見る»

『うさこちゃん』のブルーナによるクリスマス物語。
横長の判で、いわゆるブルーナ・カラーから外れた茶色・深緑・グレーなど彩度の低い色遣いが目立ちます。
しかし、シンプルな造形はそのままで、優しく静かにキリスト降誕の福音を伝えます。

クリスマスの足音(もうひとつの研究所パラパラブックス) (Flipbook) 著者 : もうひとつの研究所 青幻舎 発売日 : 2011-10-20 ブクログでレビューを見る»

パラパラ漫画にちりちりと鈴がついています。さあ、皆練習してうまく鈴が鳴らせるようになりましょう！知人に贈ったら、彼女は慰問に行った養護施設で子どもたちに喜ばれたので置いてきたという。そうしてもらって嬉しい。

こねこのクリスマス (スピカみんなのえほん) 著者 : なかえよしを 教育画劇 発売日 : 1988-10 ブクログでレビューを見る»

クリスマスは皆幸せになることになっている。

クリスマスのこねこ (傑作ねこの絵本) 著者 : クレア・ターレイニューベリー 大日本図書 発売日 : 1988-04 ブクログでレビューを見る»

クレア・ターレイ・ニューベリー文・絵光吉夏弥訳大日本図書1988年刊
カチャーノフの大傑作アニメーション「てぶくろ」のねこバージョンみたいで、こういう話には私はめろめろです。
シャムもいいけど、白黒ねこも可愛いぞ！

青矢号―おもちゃの夜行列車 (岩波少年文庫) 著者 : ジャンニ・ロダーリ 岩波書店 発売日 : 2010-05-15 ブクログでレビューを見る»

現在入手できるのは改訳されて少年文庫に収められた『青矢号　おもちゃの夜行列車』。
でも、挿絵はリウニティ社版から採ったというM.E.アゴスティネルリのものがいいと思うので、1965年刊行の「岩波ものがたりの本１」として出されたこの旧版が好き。
チェコのアニメーションによくあるような、おもちゃたちが自らの意思を持って子どもたちにプレゼントされようとするストーリー。
ロダーリは『チポリーノの冒険』等貧困や不正に対して果敢に闘う冒険ものが得意な児童文学者。本職はイタリア共産党発行の子ども新聞の編集者でした。
なのでソヴィエトで支持されたのだろうけれど、親が貧しいためにプレゼントを貰えない子どもたちのためになろうという、おもちゃたちの言動が泣かせます。

なお、この絵本のストーリーが展開するのは、クリスマスから約2週間後のエピファニー（1月6日）です。
（イタリアではクリスマス・イヴではなく、エピファニーの日にプレゼントを貰うのです。）

青矢号のぼうけん (岩波ものがたりの本) 著者 : ジャンニ・ロダーリ 岩波書店 発売日 : 1981-05 ブクログでレビューを見る»

現在入手できるのは改訳されて少年文庫に収められた『青矢号　おもちゃの夜行列車』。
でも、挿絵はリウニティ社版から採ったというM.E.アゴスティネルリのものがいいと思うので、1965年刊行の「岩波ものがたりの本１」として出されたこの旧版が好き。
チェコのアニメーションによくあるような、おもちゃたちが自らの意思を持って子どもたちにプレゼントされようとするストーリー。
ロダーリは『チポリーノの冒険』等貧困や不正に対して果敢に闘う冒険ものが得意な児童文学者。本職はイタリア共産党発行の子ども新聞の編集者でした。
なのでソヴィエトで支持されたのだろうけれど、親が貧しいためにプレゼントを貰えない子どもたちのためになろうという、おもちゃたちの言動が泣かせます。

なお、この絵本のストーリーが展開するのは、クリスマスから約2週間後のエピファニー（1月6日）です。
（イタリアではクリスマス・イヴではなく、エピファニーの日にプレゼントを貰うのです。）

日本では今年上映されたスヴィエラークの人形劇（アニメーションではないようだ）映画「クーキー」にも、善きことをしようという意思を持つおもちゃ・縫いぐるみらが登場するが、ロダーリのおもちゃたちはより貧しく虐げられた者たちに寄り添っているように思えますね。 特に今わの際の老女と共にあろうとする人形に心打たれました。

クリスマスの子犬 (文研ブックランド) 著者 : R.G.イントレイター 文研出版 発売日 : 2006-10 ブクログでレビューを見る»

これぞクリスマス精神！
絵が少々残念。

ちいさな ろば (こどものとも傑作集) 著者 : ルース・エインズワース 福音館書店 発売日 : 2002-11-15 ブクログでレビューを見る»

サンタさんをお手伝いするろばのお話。
『くろうまブランキー』に似ているかも。

てぶくろ (ウクライナ民話 ラチョーフ・シリーズ 1) (ウクライナ民話/ラチョーフ・シリーズ (1)) 著者 : エヴゲーニイ・ラチョーフ ネット武蔵野 発売日 : 2003-11-30 ブクログでレビューを見る»

有名な『てぶくろ』の同画家によるリメイク。
リメイクというと大抵はオリジナルより評判が悪いものだが、これは稀有な例外で、あっさりして上品な味わいのある素敵な絵本に仕上がっていて、これもまたよし、との評価を受けています。

てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本) 著者 : 福音館書店 発売日 : 1965-11-01 ブクログでレビューを見る»

クリスマスないし冬の絵本としては、これは定番中の定番かなあ。

僕の永遠の友だち 著者 : アレクサンドル・ヴァイツェホフスキー 今日の話題社 発売日 : 2005-12 ブクログでレビューを見る»

天に召された友人に思いを馳せつつ・・・。

ロシアのクリスマス物語 著者 : イワン・セルゲーエヴィチシメリョフ 群像社 発売日 : 1997-12 ブクログでレビューを見る»

シメリョフ、テフィ、ブーニン、ゾシチェンコ、ナボコフ、チョールヌイ、ドストエフスキイ、ソログープ、グリーン、クプリーン、チェーホフ、ワグネル、レスコフ、と錚々たる顔ぶれのクリスマス物語集。
アレクサンドル・ベヌアの絵の表紙がおしゃれ。
CD付きも販売されているけれど、表紙のデザインはCDなしの方が好き。

少年たち (チェーホフ・コレクション) 著者 : アントン・P.チェーホフ 未知谷 発売日 : 2006-12 ブクログでレビューを見る»

未知谷のチェーホフ・コレクションはどれも宝物になる。絵を描いたタバーフは世界的アニメーター、ノルシュテインの愛娘。
ヨールカ（樅の木）に飾り付けしている絵のカードが欲しいなあ。