雨は上がり、意外と暖かい。
というより、文化センターは人いきれで暑かった!
朝寒かったから頭のてっぺんから足元まで完全防備の防寒対策で行ったからなおさらに。
「プリピャチ」
チェルノブイリ関連映画、恐らく今年の締め。
監督の質疑応答。
プリピャチの研究所に勤めるジナイーダ・クラスノジョンさん(原発事故以前より99年の撮影当時のそこに勤務)が、迷彩服を着てスタジアムの観客席に、いやその残骸に腰をかけている。
プリピャチは原発労働者の町だった。
新興の団地が立ち並ぶ、若者の街だった。
サッカーが盛んだった。
ジナイーダさんは語っていた。
「このスタジアムは自己の2,3年前に作られ、ここにはいつも観客が詰めかけてサッカーを観戦していた」
「今は誰もいない」
ニコラウス・ゲイハルター監督がこの「プリピャチ」の前に撮ったのはボスニアのドキュメンタリー。
あのサラエボのスタジアムは戦火の犠牲者たちを埋めた地となった、というエピソードを思い出した。
プリピャチのスタジアムは無人だ。全くの無人になった。永久に。
アテネ・フランセのクリスマスツリーとクレッシュ。
オーナメントには器用につくられた折り紙のサンタとトナカイが。
白いトナカイ。
茶色の折り紙だったらなおよかった気が。
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