土曜日に観たチェコスロヴァキア映画「ジェシーを狙うのは誰だ?」がとってもチャーミングでおもしろかった、という感想をやや詳しめに書きたかったのだけれど。
ヴァツラフ・ハヴェル前大統領の逝去という悲報に接し、言葉も出てこない。
ハヴェルさんは、政治家以前に、劇作家として、つまり芸術家として、大変尊敬すべき人物なのです。
尊敬すべき芸術家が、政治家としても非常に優れていた(あの情勢下において流血なしに体制変換を行うべくリーダーシップをとった)ということ)、信じがたいほど素晴らしいことです。
こういう人にとって受賞歴などという権威はばかばかしいものだろうけれど、ノーヴェル賞未受賞だったか、と改めて思いました。
チェコの、というより、中欧の、というより、現代社会の知の巨人の一人でした。
川本先生が逝ってしまわれ、ハヴェルさんも旅立ってしまわれ、チェコがどんどん遠くなる…。
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