というわけで、フォトアルバム「ソ連の飴紙展」に写真を約70枚追加しました。
入場料300円を取っての今回の企画では、前回と比べても展示物は多かったのだろう。
狭いスペースで壁一面に所狭しと雑然と貼ってあるという感じだった。
「ロシアとバルト3国」と銘打ちながら、これはウズベク。
チェブいます。
飲み物(瓶)ラベル
圧巻な眺めですね。
ロシアチョコ包み紙ファンには嬉しい企画です。
このブログでも何度も書いているように、私もロシアのパッケージは結構好きで捨てずに貯めているのです。
特にお菓子の包み紙などは栞やコースターにリサイクルして愛用し、友達にプレゼントしたりしているのです。
だけど、ここからがこちらの企画の方たちと私とは愛の方向が違ってくると思うのだが、私だったらこの愛しいものたちで他人さまからお金をとろうとは決して思わないんだな。
自分でいいと思ったお気に入りに関しては、断じて自分で使うかプレゼントする。
お金は絡めたくないと感じるのだ。
だからいくらコレクションしていてもこういう風に公開しようという発想はなかったし、
こんな風に包み紙を販売してたりすると、正直言って違和感はある。
勿論、批判するつもりは毛頭ない。
実際こういう展覧会はいくら人気で賑わっているとはいえ、そんなに儲かるとは思えないので、損が出ないように入場料をとったり物販を行ったりしているというのは理解するし、勝手なもので包み紙に関して抱く抵抗感がマッチラベルについてはあまりないのだ。私の執着はあくまで甘い物関連なのか??
こんな風に、クラースヌィ・オクチャーブリ(赤い十月)工場のことを「レッド・オクトーバー」なんて呼ぶのも、親しみがぐっと減じてしまい、そういうの私は嫌いです。
で、今回はより深く掘り下げられているのは、あのアリョンカチョコです。
ほっぺのかわいいアリョンカちゃんいろいろバリエーション
実写あり(右上)、キャラメルあり(その下)、ウクライナ風「オーレンカ」(さらにその下。ポロシェンコのロシェン製につき、私は当分口にすまいと考えている)
オリジナルはレニングラード(当時)のクルプスカヤ工場かという情報があるかと思いきや、さらに古いかも?というパッケージが発掘されたり(上の青い目のアリョンカ)。まだまだ追及は続いているようです。
さらに追究してレポートしていただけると大変ありがたいです。期待しています。
あと、まだちょっと危なっかしいところがあり。
前回の展示では
コルネイ・チュコフスキー先生の「ドクトル・アイボリート«Доктор Айболит и его звери »(あいたた先生)」とボリス・パステルナークの『ドクトル・ジバゴ』を混同している、軽くのけぞりそうな説明が書かれていたのですが、
今回の「あいたた先生」はウクライナバージョンで「リカル・アイボリーチ«Лікар Айболить та його звірі.»」でしたが、
キャプションは何も書かれていませんでした。一安心。
が、説明をしているのを聞いていたらやっぱり「パステルナークの作品を児童文学に翻案」みたいなことをおっしゃっていて…いえいえ、パステルナークのはロシア革命後の内戦の時代の壮大な恋愛物でしてね、男女間の…。ノーヴェル文学賞受賞作です。辞退させられたけど。動物を愛する獣医さんを主人公にしたジュブナイルとはとりあえず関係ありません。お願いします。
↑
絵本もありました、チュコフスキーの「ドクトル・アイボリート」
「ドクトル・アイボリート」のお仲間といえる、「勝手に熊のプーさん」(タヌキみたいだけど)や「勝手に長靴下のピッピ」もおわしました。「屋根の上のカールソン」はいなかったかな。
聞くところによると、ミルンはディズニーのよりこのヒトルークの「ヴィーニー・プーフ」(無許可)の方をお気に召していたとか。
リンドグレーンは無許可でピッピとニルソン氏を使われて怒っていたに違いない。
元々ソ連がお嫌いな方なので。
こちらはロシア帝国風の綴り(硬音記号が語末につけられて、格式を示していますね)の時代がかった包み紙。
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会期は明日まで!!!
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