2014年11月2日日曜日

寡黙にして雄弁な東京国際映画祭の上映作品群(1)メルボルン

今年の東京国際映画祭の上映作品(私が観たもの)は、台詞が極端に少なくて、それでいてきわめてときめきたもうというのが多かった。
なかなかの収穫だったと言える。

最初に観たのはイラン映画、ニマ・ジャウィディ監督の「メルボルン」だった。


が、この映画はそれほど「寡黙」ではない。
どっちかというとうるさいかな。
特に携帯電話のピロピロいう音が。

非常に完成度が高く、殆ど密室の、息詰まるような、スリリングな、というと、あれですよ、「彼女が消えた浜辺」「別離」「ある過去の行方」のアスガー・ファルハディ作品の路線そのままです。
(主演男優が「別離」の人です。)
ああ、イラン映画って最近そっちの方に行っちゃっているのか。
でも、もういいなあ、これ以上は。おなかいっぱい。
そんな感じ。

しかし、イランって天才が次々出てくるのね。





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