2014年11月20日木曜日

彼の名は7月

イリーナ・コルシュノフの『彼の名はヤン』にかなり似ている。1940年代ドイツ、6人の青年男女、特に意識が高いとか、愚かだと言うこともなく、普通の若者たちなのだが、愛憎のもつれから、結局誰も幸せになっていないのだ。そしてそれは、もしかしたら戦争やナチスがなかったとしても、悲劇は起きたのかもしれない。にしても、スリリングで手に汗握るストーリーテリングで、いかにも映画化されそうなミステリーだった。

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