2014年12月14日日曜日

ポーランド映画いまだ滅びず

って、前にも使ったフレーズだったかもしれない。

「木漏れ日の家で」
「太陽の年」
「借金」

「木漏れ日の家で」は数あるポーランド映画の中でも格別にお気に入り作品。
何度観てもいい。美しい。アニエラがいい。犬のフィラが好き。ただ今回ドストエフスキー君が前に観た時ほど限りなく愛しとは感じなかった。
やっぱりよかった。
紅茶のシーンにほろっとする。

「太陽の年」と「借金」は以前観たことあるような気もしながら観た。
たぶん「太陽の年」は初めてで、「借金」は観たことがあった。

「借金」は「私のニキフォル」のクラウゼ監督の作品で、今度岩波ホールで上映される「パプーシャの黒い瞳」(入り口でチラシを配っていた)も控えているのだが、この監督の作風の幅の広さには舌を巻く。
以前観た時、感心しつつもう二度と観たくない(辛い映画なので)と思ったのに、また観てしまったよ。
スコリモフスキ監督推しの現代ポーランド映画。

大物感を醸し出しているスコリモフスキ監督(左)




「太陽の年」は、叶わぬ恋の物語だが、美男美女でないところがよい。
アメリカ兵も、アメリカ映画だったらきっとこうは描かないだろう、情けなさがあって、それは好感が持てる。

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