2015年3月28日土曜日

地獄のハーフタイムまたは最悪から2番目の試合

今朝私が観ていたのモンテネグロ対ロシア戦でのいろいろ。

・試合開始後17秒で、アキンフェーエフの後頭部に発煙筒直撃
脳しんとうと後頭部の火傷とのことです。
髪の毛が焦げていたそうです。
彼は以前負傷退場した(重傷でその後半年くらい離脱することになった)時には、担架の上から相手を睨みつけ威嚇するっていうほどとても気が強い人なのですが、今回はまったく起き上がることもできず、深刻な様子を窺わせました。
※案の定、このときは意識を失っていたということが分かりました(カペッロさんの言)。
ゼニットとの試合で同じような災難に遭った(復帰後も本調子に戻らずクラブでもガブロフに正GKの座を明け渡してしまった)シュニンがコメントを求められましたが、彼はコメントを控えています。
(優等生発言をするかと思ったのに。)

・レーザーポインター照射
・投げ込まれた紙テープみたいなのにシャトフが滑りそうになる→怒って蹴飛ばそうとしていた
・ロシアのPK失敗後、再び発煙筒など大量に物が投げ込まれる。
・特にコムバロフにはナイフを投げつけられた(妙にエキサイトしているので何だろうと思ったら、後でそういうことだとわかった)
・ザゴエフが足を負傷(これは観客云々ではなくてむしろ相手選手との接触によるもの)→後半からトルビンスキーと交代
※ハムストリングだそうです。再発…。離脱は1ヶ月くらい?

UEFAは月曜日にこの試合についての裁定をするとのこと。

何とも後味の悪い試合で、普通に考えて最初にアキンフェーエフが負傷した時点で中止にすべきだっただろう。
今まで観た中で最悪クラスの試合。
正確に言うと最悪から2番目。
最悪は、昨年5月2日、市内で暴動が起こっている中で行われたチェルノモーレツ対メタリストの試合だ。
あれは、オデッサの中心部で暴動が行われている、それもサッカーファンのデモンストレーションが発端と思われる暴動だったのだが、そんな中で淡々と行われたぬるい試合だった。

が、今朝の試合は試合内容はまあ通常運転で酷かった。
ザーガは何度も決定機を不意にするし、例のごとくカリカリしてくる。
性悪な観客に煽られて馬鹿なことをしまいかと心配していたら、怪我もあってかカペッロさん早々にトルビンスキーに替えてさげてしまった。(ほっとした。)
ロディギンはよくやったと思う。
しかし、相変わらず得点のにおいはしてこない。
挙句の果てにPK失敗。
このままだとスコアレスで引き分け、オーストリア、スウェーデンとの差が開いてしまう・・・。
仮にこの試合が没収試合になって0-3でモンテネグロの負けになって、ロシアが勝ち点を拾うことになったとしても、この試合、後味悪いものになった。

ロシアのリーグ戦なんかでもそうなのだが、会場に入る時は持ち物検査とかしているはずなのに、スタジアムではなぜにいとも簡単にあちこちで発煙筒の煙があがるのだろうか?いい加減にしろと言いたい。

補遺
ココリンも怪我をして(観客トラブルとは無関係だと思うが)カザフスタン戦のメンバーから外れました。代わりはママエフ。

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