フィンランドのドキュメンタリー
① 翻弄される国境の町
②ムーミンたちの戦争と平和
え?もう放映するの?この間公開していたのに(見逃したが)
と驚いた。
ひとまず録画。後で観る。
*クラシックTV ショスタコーヴィチ 2025/1/20
*バタフライエフェクト 戦争のトラウマ 2025/1/20
*旅するローマ教皇 2025/1/23
*関心領域 2025/2/3
積読、というより、棚の奥にひっそり横たわっていたままだった。
もっと早くに読むべきだったのに。
しかし、夫の芹澤先生にしても、”通称でも芹澤姓を名乗って欲しいと求めた”のか。当時の時代状況からすると当たり前なのかもしれないけれど、残念な感じはある(結局、相磯先生の説得で納得されたとはいえ)
それと、当時の社会党はだいぶまともだったんだなあというのも、かなり時代を感じさせる。今は昔なりけり。
今年のお薦め、といっても新刊ではない(2018年刊)なので、店頭ではなかなか手にするのはむずかしいかもしれないのだが。
ノルシュテインやオリシヴァングとはまた違った風合いのファジェエヴァの絵もすばらしい。
*ロシア 小さき人々の記録 2016年4月23日録画
スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチについてのドキュメンタリー
初回放送は2000年11月4日とのこと。随分前なんだ。
*“プーチンの戦争”あらがう女性たち ロシア・銃後の社会で何が
動員兵の妻や母らのネットワーク「プーチ・ダモイ」のこと。奈倉有里先生が解説。
*聖地に蜘蛛が巣を張る は未見
*熊は、いない
昨年、これを観てから(先行して息子の「君は行く先を知らない」を観ていた)母の介護に突入したので、しばらくは映画を見に行くことを控えざるを得なくなった。ある意味での映画納めになったのだが、そんな心の飢餓、不自由さを反映させもするような、パナフィ節の作品なのだった。苦しい思いが去来する。
*ペルシャ・レッスン
タイトルからは内容をすっかり忘れていた(ショックだ)。
製作国はロシア・ドイツ・ベラルーシとある。
シャフナザーロフのソ連時代の作品に、中央アジア方面の発掘現場から始まる”いけてない青春もの”があったが、主人公はペルシャ語を学ぶんだよね。タジクだけじゃなく、シルクロード一帯の研究のために。
そういうのは現実感を持てるけれど、この映画のペルシャ語の扱いはその点ちょっとなあという気がしてあまり入り込めなかった。私自身は未だにペルシャ語を学ぶ覚悟ができていない。
*父は憶えている
「ブランコ」や「ベシュケンピール」「あの娘と自転車に乗って」の頃はかなり好きだったのだけれど、最近の彼は変人の老人を描くようになってちょっとなあ・・・という感じ。この作品も敢えて映画館で見る気にはなれず、WOWOWの放映を録画した。
*ある人形遣い一家の肖像
人形劇の仕事を継ぐ気持ちは昔から一切なかったが、どう思っていたのやら。今になってはわからない・・・。
昨日NHK教育TVで「人形歴史スペクタクル 平家物語」の再放送が終わって、父を再び見送った気分になっているが、SNSで絶賛されているのは嬉しいものの「もう今ではこういう作品は作れない」と断言に近い書き込みが多く、実際に操演していた方たちも口々にそうおっしゃっているのだが、それでいいのだろうか?ととても悲しく思っている。どうにかして、将来も人形劇が続いて欲しい。私が思っているような、伝統的なスタイルではないにしても。
*遺灰は語る
タヴィアーニ兄弟作品。
*インサイド・ロシア 国民の“声”はいま 観たかもしれないがあまり覚えていない
アルトゥール・スモリヤニノフくんを思わせるタイトルで心痛む。しかし、「捕虜となった夫を追い、祖国を捨てウクライナで生きる覚悟をした女性」については、再会した夫が終始暗い顔で全然喜んでいなくて感謝もしていないようで、家族崩壊しそうだなと感じる。戦争に踏み切ったロシアがいたたまれなくなって国外脱出というモンゴル行き、あるいはアルゼンチン行の人たちはともかく、間違いなく”利敵行為”をしている(ロシア政府、またはロシアの普通の人たちからすると要するに”裏切者”にあたる)前述の捕虜の妻とかウクライナで活動している人たちに関しては、ああそれじゃあロシアにはいられないし未来永劫ロシアには戻らないのだろうなという感じであまり同情心は湧かなかった。繰り返すが、捕虜夫はあずかり知らぬところで妻がそういう動きをして彼自身故郷・肉親と引き裂かれてしまった動揺が隠しがたく、重く悲しい。今後の人生が・・・。スモリヤニノフくんは・・・「ウクライナのために戦うだろう」と言っていたよな。もう二度とモスクワの舞台には戻らないのかしらん。
ロシアの所謂反体制アートに関しては、反体制というだけで西側には評価されがちなのかもしれず、有名なプシーなんちゃらとかヴォイナとか私は大嫌いなのだが、ジェナ氏もまああんまり近寄りたくはない類のアーティストだと思った。ペテルブルクのあの反戦パフォーマンスのお方を取りあげて欲しい。とはいえ外国メディアに変な風に取り上げられない方がいいのかもしれないけれど。
WOWOWでやっていたドキュメンタリー映画特集から
*映画はアリスから始まった
*100人の子供たちが列車を待っている
これは懐かしい。今は亡きBOX東中野で山形国際ドキュメンタリー映画祭の東京上映で観た、ずっと前のことだ。ラトヴィアの「踏切のある通り、ミシェル・カレフィやアモス・ギタイのパレスチナを巡る作品群・・・懐かしい。
10月からまた山形国際ドキュメンタリー映画祭の諸作品の特集上映があり、なんと「100人の子供たちが列車を待っている」のイグナシオ・アグエロ監督の新作「ある映画のための覚書」も上映されるのだ。今度も鉄道絡みの話のようだ。
カレフィ、いまはクレフィと表記するのか、「石の讃美歌」「ガリレアの婚礼」「ルート181」懐かしい作品もラインナップにある。パレスチナ特集があるからなのだが、厚有状況だから素直に喜べないな。早く、過去のことになって欲しい。
今日もフリーパレスチナのスタンディングに行く。
アグニエスカ・ホランド監督の「人間の境界」が早くもWOWOWで放映された!
しかし、彼女も次々ポーランドにとって都合の悪い面をピックアップして映画にするよなあ
偉い
ホランドの新作「人間の境界」早朝から観に行った。国境警備隊員の嫌がらせに戦慄して始まったが、容赦ないほど希望を打ち砕く!ではなくて、なんかホランド、優しくなった。若い世代に期待しているね
彼女の著作を読むのは初めてだが、絵も彼女自身のものなのですね。
展覧会や音楽朗読劇も手掛けている多彩な方なのだ・・・。
昨年2023年のベスト「コンパートメント№6」
WOWOW5/20録画、残り40分ほど。
ロシアの人はこの時代(1990年代)は貧窮と大混乱で思い出したくないだろうけれど、なんとも懐かしい香りで”古き良き時代”に思えてしまう作品。
この監督の「オリ・マキの人生で最も幸せな日」も大好き。
(早稲田松竹で再見したときパンフレットを重複して買ってしまった。)
スコリモフスキ最新作「EO」
WOWOW5/21録画、残り40分ほど。
若々しいよな、このセンス。
ポーランド映画祭での先行上映のときは観られず、一般公開時に観た。
TOBE/ベニスに死す/世界で一番美しい少年
アップリンクで観たのは字幕版だったが、今般WOWOWで放映されたのは吹替版だった・・・
ワンドリンク付き(モスコーミュールだった?)で心震えながら観たな。
監督について - 映画『もしも建物が話せたら』公式サイト (uplink.co.jp)
6話オムニバス、最初のベルリンフィルハーモニーをはじめだいたい建物が自己紹介するパターンだが、ペテルブルクの国立図書館編は、ゴーゴリ『ネフスキー大通り』やグリーン『真紅の帆』等あの街の文学作品をぼそぼそ読み上げる。(この点、やはり吹替版だと残念。しかもナジェージダを「ナジャージダ」と言ってたような)撮ったのはドイツ人監督(これが遺作となった)だが、こういう破天荒なといか多分に主観的な撮り方、ソ連系のドキュメンタリーのマインドって感じがする。
三番目のノルウェーの重罪犯の刑務所はまた建物の自分語りに戻る。服役者は男性だが、看守は男女とも、身体検査の場面にも女性看守がいるのは敢えてそこまでする必要あるのかなあと複雑な気持ちになったものだ。
劇場で観た時もここでいったん休憩が入って、後半へ。後で考えてみて、前半の3作がおもしろくて、後半になるとちょっとだれた。だんだん同じような調子に思えてきたのだ。
4番目のレッドフォード監督の生物学研究所のは、友人がやや酷評していたんだけど、再見してみて、これは主語が建物になっていない場面が結構多かったので「看板に偽りあり」と言ってもよかったのかも、そういった部分が彼女は気に入らなかったのかな。割と普通のドキュメンタリーだった。
5番目のオペラハウスのが、ベルリンフィルのと傾向が似ていて、観るのにもちょっと疲れてきていたが、再見するとこっちはバレエの場面も多くて実はそれなりに楽しめた。
そして最後がポンピドゥーセンター。監督はブラジルの人だったか。
ツイッターでこんなやり取りもしていた。
![]() | 著者 : 八塩弘二 発売日 : |