2010年11月6日土曜日

事実を

НМさん、覚えている?

私たちにとってあなたは憧れの先輩だった。
すごい人気だった。
たぶんあなたやあなたの友人たちが思っている以上に。

かっこよかったから。
姿恰好が、じゃなくて、言うこと・書くことが。
弁舌さわやかだった。
素敵だった。

覚えているかしら?
「НМさん、なぜ弁護士になりたいんですか?」
と、私が無遠慮に質問したことを。
私たち、あなたがジャーナリストになるのではないかと。
思っていた、と言うより、夢見ていた、希望していた・・・のでしょうね。
だから、あれは「なぜジャーナリストではなくて法曹を目指すの?」という意味だったんだけど。

あなたの答えは
「自分は人を裁く性質ではない。だから裁判官にはなれない。同じ理由で検察官にもなれない」
だった。

だからあなたは弁護士になった。

死刑冤罪事件。
あなたらしいです。

私から言われなくても、と感じるのでしょうが、私のとても尊敬する法律家が言った言葉です。
「裁判では、まず事実。2にも事実。3も事実。4も事実。最後にどうしようもなかったら法理論」
(でも実際にはなかなか真実が事実として裁判上に採りいれられなかったりする。)

来りませ、真実よ。
一日も早く雪冤がなりますように。

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