六本木で、セルビアの婚活ドキュメンタリー映画と、世界各国のアニメーションを観た後、本屋さんで新刊のユーラシアブックレットを読み、来年の手帳を買った。
おや、アンジとアムカルの試合が終わった。
ボージョヴィチさん。
ディナモの監督を辞めさせられてからちょっと浪人していたものの、いろいろなクラブとの噂があり、遂に古巣アムカルに復帰。
2-1で、そのボージョヴィチさんのアムカルは負けてしまいました。
http://www.gazeta.ru/sport/nm/online/football/matches/34154.shtml
セルビアのドキュメンタリーは、せつなかった。
セルビアの男性というと、米原万里の本には「世界一のハンサムの産地」とあり、サッカー選手にもそういう人が多いから、まあそういうところだという意識があったわけですが、ここに登場する独身3兄弟ゾラン、ドラガン、ロドリュブは30代前半ながらだいぶ老けている・・・。
原題は「Село без жена(女(または妻)のいない村)」であり、こうなるとゾランひとりのバイタリティーではどうにもならないような気がします。
日本でもどこかの村がやっているというように、村挙げて「来てください!」とお膳立てしないと。
だって村に女性一人だったら、あらゆる女性的と目される仕事がのしかかってくるってことであるし、女子会もできないし、子どもが生まれたら生まれたでどうするんだって。
心情的にはがんばれ、ゾラン!なのだけど、なかなかに現実は厳しい。
http://www.rts.rs/page/rts/ci/RTS+Satelit/story/1516/%D0%A1%D0%90%D0%A2+%D0%B2%D0%B5%D1%81%D1%82%D0%B8/979980/%D0%9D%D0%B0%D0%B3%D1%80%D0%B0%D0%B4%D0%B0+%D0%B7%D0%B0+%22%D0%A1%D0%B5%D0%BB%D0%BE+%D0%B1%D0%B5%D0%B7+%D0%B6%D0%B5%D0%BD%D0%B0%22.html
アニメーションは日本の作品のレベルの低さが際立っていたな。
ロシアのユリヤ・ポストフスカヤ監督の「プレイメイト」(原題“Друг детства(子ども時代の友達)”)は、これ一つだけ実は子ども向けでありませんでした。
おもちゃを、子どもの視線で擬人化して描くという、カチャーノフの名作「てぶくろ」の雰囲気を醸し出す、ノスタルジックな作品。
セルビアのドキュメンタリーとは別な意味でせつない。
http://multikonline.ru/russkie-multfilmy-online/2596-drug-detstva.html
ユーラシアブックレットの新刊の中で、まっさきに服部先生の『ウクライナ・ベラルーシ・モルドバ経済図説』を手に取ってみました。
タイトルからすると、『ロシア経済図説』『南東欧(バルカン)経済図説』みたいなとっつきの悪いものかと危惧してもいましたが、そこはさすがの服部先生。
私の苦手な、“宇宙語のような企業名頭文字羅列”もさほどなく(企業のトップ10のページは飛ばした。HPにも掲載されていたはずだと思って。)、独立後の3国の政治・経済・社会について、コンパクトに解説されてあり、一通り読む分には拒絶反応が起こるようなことは全くありませんでした。
絶対あるだろうなあと予想していたサッカー情報は最後にありました。
でも、ここだけはちょっと情報が古くて(政情については今年の8月まであるのに、サッカーは昨シーズンの情報までだった)、ユーロ2012の際にそのまま参考にするのは難しい。
(まあ服部先生のことだから、サッカーについてはユーロの前には魂込めて大特集するのではないかと。)
ウクライナ・ベラルーシ・モルドヴァを「西NIS」というとは、知りませんでした。
あと、高橋先生の『アレンスキー』と雲先生の『ロシアの人口問題』を飛ばし読み。
人口問題は、無論日本とも共通する点が多い。
“現金給付では出生率は上がらない”は世界の常識であるらしく、また女性側にのみ家庭の負担(という言葉はあまり適当でないが)が掛るような社会は、女性の就業率の高低に関わらず、出生率は高くならないという。
という意味において、ロシアは人口減をくい止められるような要因があまり見当たらないみたいです。
スパルターク対ロコモチフは3-0
http://football.kulichki.net/trans/2011/2348.htm
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