2011年10月20日木曜日

ルナチャルスキーさんこんにちは

『囁きと密告』という、分厚い本を読んでいる。まったくもって分厚い。
何とかしてくれ、と言いなくなる。
分厚いのが上下二冊。
どうせなら、4分冊くらいにして、一冊をもっと持ち運びやすい厚さにしてほしかった。
そしたら、全体では値段が高くなるのだろうけど。

まだ100ページとちょっとしか読んでいないが、まあまあおもしろい。
中身の濃さでは『モスクワの孤独』には敵わないし、外国人目線だな、と感じるところが多い。
でも、そんなに読みにくくもない。
有名・無名のソ連の革命第一世代の人がたくさん出てきて、巻頭の「主な登場人物の家族構成」とつきあわせながら読んでいくのが少し面倒ではあるけれど(今のところ、「主な登場人物」はあんまり登場していない)。

この中に、ファンタスチカ・オデッサで触れた、ソ連の初代文化大臣、アナトリー・ルナチャルスキーが登場する。
「消えたルナチャルスキー」
ふーーーん、なかなか勇ましい人だったんだ。
消してしまうのには勿体ない人である。

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