2011年10月25日火曜日

映画疲れ

映画を日に何本も観るという日が続いて、それも六本木、銀座、渋谷等移動を伴うもので、いささか疲れが溜まっている。サッカーを殆ど観られず。

東京国際映画祭は、ひところ(アルトゥールくんがやってきて、話をした頃)と比べて、魅力が乏しいものになっているし、日程も合わなくなっているので、あんまり観なくなっているのだけれど、観てみるとそれなりにおもしろい。
ただ、公開される感じがどれもあまりない。

「ハッピー・ピープル タイガで暮らす一年」というロシア人監督の作品は、ヘルツォークによって台詞が英語に吹き重ねになっていて、元のしゃべりを聞きとるのに苦労することになって、残念だったが、文字通りタイガで暮らす猟師たちを淡々と撮っていて、まあとにかく素晴らしく美しい映画。
上映終了後の質疑応答も終わって、映画館を出て、携帯でちょっと話をして、ふと前をみると、その監督さんが飲み屋街の角に立っているのが見えた。
せっかくだから近づいて、Здравствуйте!と話しかける。
―Мне очень нравится ваш фильм. Красивый фильм. Спасибо!
と実に簡単に感想を述べると、監督もСпасибо!と返して下さった。
こういうときのロシア人の反応としてよくあることだけど、「ロシア語を話すんですね」と嬉しそうにしていた。

(続く)

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