入門の文法を一通り終えて、何を覚えればいいのかが、よくわからなくなった、というのがその理由。
要は、「一通り終えた」文法事項をしっかり固めていくべきなのだけれど、元来こつこつ型でないもので、地道な復習作業しかないとなると、気持ちが暗くなってしまう。
それでも、「お誕生日おめでとう」とか「よいお年を」とか、ちょっと難しいフレーズがすらすら出てくるようになった、くらいの小さな喜びを見つけて、何とか乗り切った。
(のは、教わった先生方、一緒に学んだクラスメイトたちがとてもいい人たちで、授業に行くのがいつも楽しかったおかげだ。)
そういうわけで、ロシア語のセカンドステップの重要性については、身にしみてわかっているつもりだ。
いまだにそこから振り返ってやり直そうと試みる。
『ロシア語セカンドステップVol2.名詞の変化マスター』
現在のNHKラジオロシア語講座入門編の講師をされている源貴志先生の新著。
ラジオ講座は、最初の発音編が細かく丁寧でありがたかった。
その後の対話編に入っても、短いながらしっかり学べる講座として重宝している。
応用編の方が、どうも自分には合わなそうなので、入門編を主にしようとしている。
その源先生のご著書なので期待大であった。
1.致命的な校正ミス?
25ページのзанятиеと27ページのзданиеが「女性名詞」になっている!
えーーーーー????(しばし呆然)
何かの冗談か?
女性名詞として説明がつくのだろうか?と考え込んだが、それはやはりбессмысленное задание(意味のない作業)であった。
2.慣れないためか、使い方がよくわからない
どういう学習者を念頭に置かれているのだろうか?
少なくとも、「始めて半年」くらいの、入門を一通り終えたばかりの人には、なかなか使いこなせなそうな気がする。
というか、私自身がどう使えばいいのかわからない。
3.(2.と重複するが)意味不明な表記が多くて、格変化の視覚的イメージがしにくい
・硬変化をHard、軟変化をSoftと表記している理由がわからない。
硬とか軟とか書いていてくれた方がわかりやすいのに。(これも慣れの問題かもしれないが)
活動体について❤に、正書法適用のものについて爆弾マークにしているのはわかるが。
4.(またまた重複してしまうが)どの段階の学習者を対象にしているのか不明だが、例文がどうも適当でないような印象
*Артист он был исключительный всесторонний.
芸人として彼は抜きんでていて、向かうとところ可ならざるはなかった。
(7ページ)
Артистが文頭にあるのは、「芸術家(と私なら訳す)として」と最初に提示したいからだろうか?
ちょっと変則的な文章ですね。
それにしても、すみません、日本語訳の意味がわかりませんでした。
でも、慣れれば案外重宝するのかもしれない。
サッカー記事を訳す時に、辞書とともに手元に置いて、書き込みをして、愛用している『必携ロシア語変化総まとめ』も、最初のころは使い方がわからなくて、「黒田先生に買わされちゃったけど(←被害妄想)お金の無駄だったかも」と後悔したものでした。
*『ロシア語セカンドステップVol2.名詞の変化マスター』
*『必携ロシア語変化総まとめ』
*『ロシア語セカンドステップVol2.名詞の変化マスター』
*『必携ロシア語変化総まとめ』
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