2013年1月26日土曜日

美男子俳優の行方

3月末にイギリス映画「アンナ・カレーニナ」公開。

監督はジョー・ライト。
「つぐない」の監督だった人だそうだ。
ジェレミー・レニエが出演している場面はよかったが。
ダルデンヌ兄弟作品で主役ないし準主役で頑張るレニエもいいが、ちょこっと出て存在感を発揮するレニエも凄くいいと思った。
が、作品全体としては、あれはどうにも納得のいかない話だった。
だって、全然つぐないになっていないもん。

その「つぐない」でヒロインを演じていたキーラ・ナイトレイがアンナ・カレーニナ役だ。
ナイトレイはこの作品でしか観たことはない(「ベッカムに恋して」を観たいと切望している)が、こういった文芸作品を演じる際の気品を備えた美貌の持ち主なので期待はしている。

アンナのお兄さん夫婦は誰が演じるのだろう?
と言ってもイギリスの俳優にさして詳しいわけではないので、誰が演じてもよくわからないだろうが。
牡蠣をいっぱい食する、現代で言えばイオセリアーニ調のオブロンスキーが私は結構好きだ。

ジュード・ロウがカレーニンだと。
ちょっと前ならヴロンスキーを演じそうなものを、もう年をとったんだなあ。

数年前、サッカーの試合を観ていたら、ハーフタイムのニュースで急にラノヴォイが出てきた。
ザルヒ監督の「アンナ・カレーニナ」でヴロンスキーを演じた人。
以前ブログに書きました。
ラノヴォイは自分が出演した以外の「アンナ・カレーニナ」については酷評しているらしい。
ライト監督の作品はいかに?

この前観た「プリズナー~」つまりストルガツキーの『収容所惑星』映画化作品のあれだけど、に主演したヴァシリー・ステパノフくんは、一見アントン・シュニンみたいな熱血さわやか系ハンサム君で演技力はこれからまだまだだから、これからの行く末が気になるが、
1.監督兼俳優として大活躍のニキータ・ミハルコフ路線か
2.ほぼ俳優一筋のスタニスラフ・リュプシン路線か
3.俳優プラス学術系のヴァシリー・ラノヴォイ路線か
どうでしょうか??

「アンナ・カレーニナ」を観る前に、望月哲男先生の『アンナ・カレーニナ』文庫本所蔵の解説と、佐藤千登勢先生の『映画に学ぶロシア語~台詞のある風景』を再読しておこう。

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