2014年3月10日月曜日

アトリエの人形劇

駅から遠かった!
西武新宿線・花小金井駅から15分くらいか。

三匹のヤギのがらがらどんとトロルがお迎え。

 

プレッツェル出演の方々。
 
猫には会えなっかった。

演目は
「Mitten」 あのロマン・カチャーノフのパペットアニメーションで有名な作品です。
が、これは予想通り、カチャーノフには大きく及ばず。取り組むなら心してやって欲しかったが、「全然ダメ!」なレベルでがっかり。
人形劇を作って演じたのも、当然カチャーノフの作品が大好きな人たちだと思うのです。
だったら、あの作品の魂をしっかり描いて欲しい。
犬が飼いたい女の子。
忙しくて女の子の思いが最初は汲めないお母さん。
(アニメーションでは、着替える時も料理の時も本を手放さないインテリママだが、最後に子犬を抱き上げぺろっと舐められてほんのり笑みを浮かべる、素敵なお母さんなのだ。)
近所の子どもたちと犬たち。
(彼ら・彼女らの個性も、アニメーションでは微笑ましく描かれていて、私は大好きなのだ。)
これらをきちんと観察して、しっかり表現して欲しい。
アニメをそのまま引きうつせとは言わない。
独自の表現があってもいい。
アニメーションと人形劇の違いは当然出てくるだろう。
ただ、カチャーノフのこのアニメが誕生以来、ソヴィエト・ロシアのみならず世界で愛されてきたその神髄は失わないようにして欲しいものだ。
一番のがっかりは品のないアニメ声(女の子役も母親役も、実に品のない声だった!!許し難い。台詞を言うのならば(元のアニメは台詞なしだから、台詞なしでもよかったはずだが、敢えて台詞を入れるのならば)きちんとした日本語を話して欲しいなあ、とコンサバな私は大いに思うわけです。)

(帰ってから、カチャーノフのアニメーションを見直した。)

「ちャんバら」 アバンギャルドすぎてわからない。意味不明。
宮沢賢治原作「やまなし」
「ゼレファンタンケルダンス」スズキコージ・別役実 意味不明。ただ、人形を使っている人は上手かった。
「井の子」 狂言の「蚊相撲」原作。これが一番おもしろかった。
「どうながのプレッツェル」 マーガレット・レイ原作 
グレタ役のベテランが引っ張っていた。主人公もがんばってました。
ただ、これもシンプルに可愛い犬のデザインにして欲しかったが。
 
 
 




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