一泊して目的地に着いたらさっそくシャワーを浴びたいなどとかんがえてしまう。
だから私はシベリア鉄道踏破なんて夢はない。
でも数年前に読んだ『女三人のシベリア鉄道』はおもしろかった。
舞台になったというので楽しみにしていた。
だいぶ前に「オデッサ・コスモス」に書いていた。
チラシも綺麗だし、有名な『みだれ髪』を模した舞台装置も美しかった。
ああ!ベリャコーヴィチだなあ、ユーゴザーパド仕込だな!という群像が蠢く導入で、そう、この劇の演出はユーゴザーパド劇団にいた野﨑美子さん。
(こまつ座みたいな感じも。)
友人はロシアのおばさんの役(3役)を生き生きと演じていた。
ロシア語の台詞もすらすらと。
与謝野晶子・中條百合子・湯浅芳子・林芙美子といった配役も割とイメージに合っていた。
(実は劇団銅鑼の歴代代表が出演している凄い舞台なのだが、男性の存在感はちょっと薄い。)
原作者自身が脚本を書いているせいか、原作者の登場場面が結構多かったが、それより上記の作家たちのストーリーをもっと入れて欲しかった気はする。
あと、ベラルーシ(とルカシェンコ)がそこまで言うか?の散々な言われようだった。
彼女らはモスクワからミンスク・ワルシャワ経由でパリへと行ったので、今騒乱のウクライナは掠めなかったのだが、ところどころの台詞はかの地を思い浮かべずにはいられない。
私が一番最後に載った寝台列車はキエフ→オデッサのチェルノモーレツ号だったし。
オデッサ駅に着いたチェルノモーレツ号
↓
揺れが酷かったようで(乗り物酔いに縁のない私にはそうでもなかったが)
ガイドさんがダウンしてしまった。
モスコーモスコー、めざせモスクワ
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