2014年3月8日土曜日

東銀座

オペラのライブビューイング、これまでの「エヴゲニー・オネーギン」と「鼻」は新宿ピカデリーに行ったのだが、「ルサルカ」は昨日までで日にちがなかったので、東銀座の東劇の夜の回を観に行くしかなかった。

ライブビューイングは休憩中の客席は舞台裏の映像なども映っていておもしろい。
メトロポリタンオペラの美術や演出はどうにもどぎつくて、とても好きになれるようなものではないが(舞台で遠目に見ればいいのかもしれない)、マリンスキーオペラでもこんな風に「お小遣い感覚で」(と言っても3500円は痛い出費)ある程度時間を都合付けて見られたらいいなと思う。
ただ、メトロポリタンオペラ程度で3500円はお高く感じるぞ。

「ルサルカ」はルネ・フラミングという歌手がタイトルロールで、オーディションを受けにきたときからこの役を好んでいたという人のようだ。
お相手の王子役はピョートル・ベチャワというポーランド人歌手で、レンスキーをやっていた。
(スラヴものの割り当てがやはり多いようである。)

休憩中の特典映像で次回の「イーゴリ公」の宣伝をやっていたが、こちらのタイトルロールはイリダル・アブドラザコフ、といういかにもタタール的な名前の歌手で、インタビューによるとウファ歌劇場出身。そこではイーゴリ公の護衛兵(台詞なし)役をやっていたとのこと。メトロポリタンにきて大出世。
相手役がすごくぽっちゃりしたグルジア人で、アニータ・ラチヴェリシュヴィリ。
(アナニアシヴィリとかのグルジア人のイメージを覆す。)
衣装とかが、全然イーゴリ公っぽくなくて、ソ連兵みたいな感じか。
一言で言ってあんまり趣味はよろしくない。
でもまあ観に行くつもりだけど。
メトロポリタンオペラでは「イーゴリ公」は約100年ぶりとのこと。
(それならまともな演出でやればいいのになあ。)

来季(2014-2015シーズン)のライブビューイングのチラシがあった。
スラヴものは「イオランタ」のみ。
これはMET初演。
2月14日上演 ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、アンナ・ネトレプコ、ピョートル・ベチャワ(←また彼ですか)、アレクセイ・マルコフ、アレクセイ・タノヴィツキー
バルトークの「青ひげ公の城」との二本立て。

アンナ・ネトレプコは開幕の「マクベス」にも出演。
「イーゴリ公」のアブドラザコフは、「フィガロの結婚」「カルメン」、ラチヴェリシュヴィリは「カルメン」に出演。
そんなところか。
「イオランタ」はヘラルドの会で観れば充分なのでは。

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