41 ある時点で何かに従事している(いた)⇒不完了体
42 Зачемを伴なう不定動詞の質問の答え⇒不完了体
(この場合結局「ある時点で何かをしていた」ことになるから)
43 Зачемを伴なう、すでに無効化された「可逆動詞」の質問の答え⇒不完了体
※「無効化された」とか「可逆動詞」とか、用語が難しい。
44 企図外の副次的結果をもたらす動作⇒不完了体
(動作の結果自体に重要性がなく、副次的結果に力点がある)
45 同一時間に進行する動作(同時進行)⇒不完了体
46 責任に帰せられそうな行為をしていないと主張したい⇒不完了体
※ 質問は完了体であることがよくある。
※ イントネーションについて
質問:代名詞にイントネーションの中心が置かれる=「相手」がそれをしたのではないかと推測
答え:動詞にイントネーションの中心が置かれる=「そんなことはしていない」「関係ない」
47 質問に対して「関係ない」と言いたいときは不完了体(=46)だが、そうするつもりがあった乃至それを期待されていると知っていた時は完了体(!!)
※ この場合の質問のイントネーションの中心は動詞。
答えにおけるイントネーションの中心は動詞(=46)
48 関心が動作を取り巻く状況にある⇒不完了体
関心が動作そのもの、動作の遂行にある⇒完了体
49 Кто~?で実行者を問う場合①(主観的評価)
完了体:行為の是非
不完了体:行為の質
50 Кто~?で実行者を問う場合②(客観的な単なる情報)
完了体:関心は行為の実行者にある
不完了体:関心は行為実行の状況にある
※ 唯一の行為については完了体
※ 「最初に(первым)~したのは」や「発見した・発明したのは」⇒完了体
51 50ゆえに芸術作品の作者を問う場合⇒完了体
但し、翻訳・舞台化・映画化は不完了体もあり得る(唯一の行為ではないから)。
具体的な翻訳・舞台化・映画化は完了体だけど。
難しい用語・概念が入り乱れて、問題を解いていてもついうとうとしがちだったのだが、50、51になって、突如わかりやすくなってきた。
例文も明瞭だ。
1, Кто открыл периодическую систему элементов?
2, Кто первым полетел в космос?
3, Кто написал роман "Евгений Онегин"?
4, Кто написал "Тихий Дон"? -- Михаил Шолохов. -- А кто переводил "Тихий Дон" на иностранные языки ? -- Очень многие. -- А кто первым перевёл "Тихий Дон" на датский язык? -- Не знаю.
( Я тоже не знаю.)
5,- Кто (переводил) Гомера на иностранные языки?
- Очень многие.
- А кто первым Гомера на иностранный язык?
- Ливий Андроник. Он (перевёл) "Одиссею" на латинский язык.
- А кто (переводил) Гомера на русский язык?
- "Илиаду" (перевёл) Гнедич, а "Одиссею" (перевёл) Жуковский.
- А ещё кто-нибудь (переводил) "Илиаду" и "Одиссею" на русский язык?
- Не знаю. Но мне точно известно, что переводы Гнедича и Жукоского считаются классическими.
6, -Кто (написал) комедию "Ревизор"?
- Николай Гоголь.
- А кто (переводил) эту комедию в театре?
- Многие.
- А кто первым (перевёл) её в театре?
- К сожалению, не знаю.
『検察官』(『査察官』)のプレミアは1836年アレクサンドリンスキー劇場でした。
7, - Кто (написал) книгу "Двенадцть стульев"?
- Илья Ильф и Евгений Петров.
- А кто первым (снял) по этой книге?
- Леонид Гайдай.
- А кто (снял) второй фильм?
- Марк Захаров.
- А ещё кто-нибудь (снимал) фильм по этой книге?
- Затрудняюсь ответить.
↑
Нет,нет,нет! Неправда!!!
レオニード・ガイダイの「12の椅子」(1971年)は大好きだし、最大のヒット作ではあるでしょうが、最初の映画化作品ではありません!
ザハロフ作品(1976年・未見です)も二番目の映画化ではありません。
日本でDVDを入手できる、巨匠トマス・グティエレス・アレア監督作品(キューバ)が1961年制作。
メル・ブルックス監督のアメリカで作られた映画が1970年制作。
有名なのはこれらですが、最初に映画化されたのは1933年チェコスロヴァキアとポーランドの合作です。
原作が書かれたのが1927年ですから、結構すぐに映画化されているのですね。
次に映画化されたのが、1938年ナチス政権下のドイツ。但し、タイトルは「13の椅子」。
じゃあ、ガイダイ作品はロシア語作品として初めてだったのかというと、それですらない。
最初のロシア語の映画化作品は1966年のアレクサンドル・ベリンスキー監督作品。TV放映用に撮影された映画でした。
そして、今世紀に入っても「12の椅子」は繰り返し映画化されています。
ロシアでは2003年・2005年(ウクライナとの合作)・2006年・2012年に、他にドイツで2004年に、と、10回以上映画化されている大人気のお話なのです。
ガイダイ作品には、チェブラーシカの声などアニメーションの声優として大活躍したクララ・ルミャーノヴァも出演しています。
この教科書の著者は、スポーツ(当然特にサッカー)は好きで詳しいけれど(スパルタークが全勝でチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出などという歴史的事実を述べている)、文化面には強くないのかも。
4.- Кто (написал) стихотварение "Томление"?
- Поль Верлен.
- А кто (переводил) это стихотворение не руссеий язык?
- Иннтокентий Анненский, Валеррий Брюсов, Борис Пастернак...
- А ещё кто-нубудь (переводил)?
- Конечно.
- А кто первым (перевёл) на русский язык?
- К сожалению, не помню.
- А чей перевод тебе нравится больше всех?
- Мне очень нравится, как (перевёл) это стихотворение Иннокентий Анненский.
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