2012年11月11日日曜日

露劇

上智にロシア語劇を観に行った。
上演を知ったのが直前でもあり、オデッサ・コスモスでも、メーリングリストでも、お知らせせず、申し訳ありません。

顧問は村田真一先生で、ご指導をされた吉住エレーナ先生の関係でだろうか、NHKロシア語講座に出演されていたカーチャさんがいらっしゃっていたようだ。

学生さんたちの演技は、非の打ちどころもないほどすばらしいというわけでもなかったが、目も当てられないほど酷いということはなかった。
いろいろ多忙な中で、ロシア語の台詞を覚え、演技をするのだから、それはもう大変なことだ。
ロシア語に不自然さはそんなになかったし、いかにもロシア人ならそんな節回しをして強調したり感情を込めたりするな、というのをよく表現していたと思う。
ただ、さらに言えば、ロシアの劇団の舞台を観たり、映像を観たり、ロシアやソ連の古典映画を観たりして、ロシアの俳優の身のこなしの美しさを学んで欲しい。
その辺にちょっとばかり(しかし大きな)違いを感じてしまう。

演目はゴーゴリやチェーホフのようなありきたりの戯曲ではなく、20世紀初頭に活躍した女性作家のテッフィとギッピウス。


 
 
上智の10号館講堂には小さいながらもすてきな舞台があった。

観客が少なかったので、もっと宣伝にはがんばってほしいものだ。
(私も友人知人を誘わなくて悪かったという気になった。)
隣の席に座った若者くんは上演中もスマホを操作しているという典型的ノーヴイルースキーの観客のようであった(もちろん日本人、たぶん上智の学生だろうが)。

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