2011年9月26日月曜日

猫のいる場所(三日目)

今回、和歌山の知人に「そちらを母ともどもお訪ねしますよ」と伝えたら、「どこを回るのか、アレンジはある程度地元の自分に任せてくれ」とのたまったので、「どうぞどうぞ。こちらはアドベンチャーワールドくらいしか知らないし。母は熊野古道を訪ねたいと言っているけれど、何ぶんご老体だから無理がないようにプランニングは任せますよ」と答えたのです。
それで知人はいろいろ考えてくれ、しかし熊野古道は台風による被害甚大のため今回は見合わせ、古座から古座川を少し遡り、また一枚岩まで連れて行ってくれました。
当初、潮岬(本州最南端の地)を回るつもりはなかったようですが、時間的に余裕がありそうだったので、ぐるっと一回りしてくれることになりました。
そして潮岬灯台のまさにふもとで、道路わきを見ていた私と母が同時に「うわー、いた!やっといた!猫だ!」と大声(歓声)を挙げたので、知人は「止まりましょうか?」と言ってくれましたが、いやいや、いたのは単にただの猫です。止まるには及びません。
「何騒いでんのよ」という面持ちをした猫でした。
写真はありません。

知人のプランだと、串本では串本海中公園を見学し、
魚たちのお食事タイム


「あと、すさみ町にはエビとカニの水族館っていうのがあって、そこに行こうかと思うんだ」
とおっしゃるのです。
正直「またまた水族館?」と思いました。
「エビとカニですか?」という返答に気乗りのなさを感じ取った知人は、
「海中公園もなかなかいいけど、エビとカニの水族館は展示方法が違うし楽しめると思うよ。それに・・・」
ここで知人は決め台詞を。
そこ、駐車場に猫がたくさんいるんだよね。10匹はいるよ。キャットフードを持っていくつもりなんだ。どう?」
だから私は即答しました。「行く。」

確かに猫はたくさんいました。
15匹くらい。
(知人の話だと「前来た時より増えている」のだそうだ。)
なので、大満足。
地味に猫好き必見の地です。

それは置くとして、水族館としても、地味ながら堅実で大変好感の持てる、よいところでした。
手動で開けて、自動で閉まるドア。
そして正面にタカアシガニ。
この水族館は元々すさみ町立だったのですが、経営難から町の予算投入を打ち切られ、現在は「すさみ海立」となり、水槽ごとにサポーターを募っています(半年5000円、誰でもなれます)。
 
この水槽のカニのサポーターは俳優の蟹江敬三さん他数名。
(右上が蟹江敬三さんの名が入ったサポーター表示。)

日本ではここでしか観られないというエビ・カニもいます。

少々表示がわかりにくいですが、建物の裏手には、
も、います。

誰よって?
それは
ゴマフアザラシのマックです。

帰りには、知人は有言実行で、持ってきたキャットフードを猫たちにやっていました。
「子猫優先」と言っていましたが、意外と聞き分けのよい猫たちでした。
シャム

白猫が多かった


この茶トラはボス?
泰然自若たる態度でした。
28日付記:この猫の名は「コチャ」というそうです。
看板娘

というわけで三日目の猫のいる場所は「すさみ海立エビとカニの水族館」でした。
おしまい。

今度は私も「銀のスプーン」を持参します。
(と、再訪する気満々でいましたが、早く行かないと閉館かも・・・)

すさみ海立エビとカニの水族館

存続されますように!

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