2011年9月18日日曜日

ときめきの前に

アップリンクで整理券を取ってから、会場まで少し時間があったので、アートブックショップまで行ってみました。
「ときめきのロシア展」は20日からですが、『ロシア刺繍 ものがたり』や刺繍キットはもう置いてあるのではないか、と思って。
そしたらやはり置いてありました。

アートブックショップは、手芸店といっても、大変ハイクラスな、凝った「可愛いもの屋さん」でして、ユザワヤや野ばら手芸店(@国立)みたいでは全くありませんでした。

こういうところのトレンドは、チェコやハンガリーであるようです。
普通にはフランスや北欧で、さらに通をめざすと中東欧の伝統手芸にゆきつく、という具合。
『ハンガリーの週末』
『ハンガリーの愛しい毎日 お母さんに教えてもらった味』
『ハンガリーの伝統フォーク刺しゅう図案集』
『マロシュの村々の伝統クロスステッチ・パターン』(これはみやこうせいさんおっしゃるところの「わが国」ルーマニア)
といった本が出版されていたのですね。
さらに、編み物大国(らしい)エストニア直輸入『エストニアの伝統フォーク・ニッティング』などの図案原書、それにチェコの絵本やボタンやリボンがずらりと並んでいます。

北欧・中東欧ときて、次にくるのは、そう、ロシアです。
すでにペインティングモチーフの描き方が載っている図案絵本が、限定数各20、売られているのでした!おおおお、何か感動だ。

そして今般『ロシア刺繍 ものがたり』が出版され、刺繍キットも発売されたわけです。
この『ロシア刺繍 ものがたり』、小さく薄く、色は美しいです。
ロシアの小学生用の刺繍図案を元に8人の刺繍愛好家が再現またはアレンジして作品化。
全て図案がついています。
とはいえ、刺繍の図案は、日本ヴォーク社や雄鶏社(破産しちゃったけど)の本にあるような、詳細な刺し図(何番の糸と何番の針を使ってここは何ステッチです、とわかるような)ではなく、こんな出来上がりです、とだけ示すような、私にとっては手強い代物でした。



「ときめきのロシア展」はまだですが、フェルトのマトリョーシカも並べられ、また伝統図案によるペインティングの方法についての絵本が何種類か売っていて(各1400円)、早くもロシア展の雰囲気が出ていました。

カウナスのスーパーの片隅にあった手芸コーナーで、猫のアップリケを買おうとして、売り手のおばあさんに「お釣りがないんだけど」と申し訳なさそうに言われ、うさぎのアップリケも一緒に買ったのは今でもいい思い出。
実はこれらのアップリケは愛しくて愛しくていまだ使えずに壁に飾ったままなんです。

アップリンクの「100年のロシア PartⅡ」では、「大祖国戦争」を観て、なんかおなかいっぱいです。
感想は後ほど(予定)。

0 件のコメント:

コメントを投稿