ソクーロフ監督が「ゲーテの作品をぜひお読みください」とおっしゃっているので、それならと、読んでいた『ファウスト』池内紀訳、読み終わりました。
山本容子の絵は好きになれませんでした。
終盤のギリシア神話の夫婦の話はすっかり忘れていた。
こんな話だったか。
“救い”がご都合がよすぎる、という気はする。
以前にもどこかに書いたけれど、父がメフィストを演じたことがあるからか、最後にはメフィストに肩入れしたくなる心境ができてしまうのです。
しかし、ファウストは、ちょっとピオネール(開拓者)的で、ソヴィエトチックですらあって、そんなところは「いい人じゃないか」と思いたくなるのでした。
さあ、意を決してソクーロフに行かないと。
今日は行きませんけど。
サッカー観戦で寝不足なので。
しかし、ユーロの最中、寝不足でないときが、いつあるというのだろう?
「キリマンジャロの雪」や「裏切りのサーカス」なども観ておきたいのだけれど、時間が圧倒的にない。
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