2012年1月2日月曜日

それはないだろうという思い

今日観に行った映画「サラの鍵」は星二つ、といったところ。
原作を読んでいたのと、昨年「黄色い星の子供たち」を観ていたので、とりたてて新鮮味はなかった。
この事件はずっと昔のことだし、何せ生存者が極めて少ない。
だから「サラの鍵」も「黄色い星の子供たち」も、作者たちはほぼ同じ人物に取材して同じエピソードを聞いているゆえに、競技場内での描写は酷似している。
が、それは致し方ないことであろう。
というか、原作を読んだ時の、言葉は悪いが何とも言えない不快感が、この映画を観ていても残った。
「ライフ・イズ・ビューティフル」を観たときに感じたような。

ただ、悪い映画では決してない。
「ライフ・イズ…」のような騒々しさはなく、真摯な態度で作っている。
しかし、しかし、何かが足りない、と思わせる映画だ。
でも、観る前からそう感じるであろうことは予想できた。

サラを描く部分はいいのだが、ジュリアの部分がかなり不自然だ。
アメリカ人女性ってやっぱり自分勝手だなあ、という方向に流れそうだが。

明日は早出をする。

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