2012年1月25日水曜日

ポドトーチナ夫人になったつもりで

ロシア語の授業が終わってしまい、若干手持無沙汰になり、「12の椅子」に載せる記事を探せばいいのに、今やっているのはユースの試合(U21はCISカップ、95年組はミンスクでのトーナメント)で、移籍関連の記事はあんまり関心を持てないし(終わってからまとめればよい。経過段階では飛ばし記事ばっかりなので)、あまりやる気が起こらず。

せっかく放送の録音していたのを、MDからCDに変換できたので、2007年10月-2008年3月のNHKロシア語講座応用編井上幸義先生の「ゴーゴリの『鼻』を読む」の復習をしている。
一日に3回分ずつ聞き流しているだけですけどね。
この講座を最後に、文学の講読は放送されていない。

井上幸義先生は、いつもとても丁寧に、文法だけでなく、文体やレアリアについても詳しく解説してくださって、しばしば「あれっ、今日はこれだけしか進みませんでしたね」という熱血授業だった。

井上先生を通して入手した本と言えば、染谷茂先生のものした『イワン・デニーソヴィチの一日』の対訳・注釈本。
独習するにはまだまだとても歯が立たないので、宝の持ち腐れ気味になっていますが。
普通ではない、ラーゲリ用語とか俗語とかが多くて苦労しそう。

そういえば、外国語学習をするのに、俗語・卑猥語の類を妙に熱心に覚えて詳しくなろうとする(どうもそれがその言語上達の秘訣だと信じているような)人がしばしば存在するのだけれど、初心者の段階からそんなの覚えてどうするのかしら?

文学の講読をするときに、辞書にも載っていないようなそんな単語にいきあたったら、先生にこうだよ、と教えていただくので、こと足りるだろうに。
「何に情熱を注ぐかは、人それぞれだから、いいけど」と思うことにして、面と向かって否定はしないが。

日本語を学んでいる人が、まだ基礎も怪しいのに俗っぽい言葉や悪口や崩れた表現を連発するのを聞いたら、私はとっても気分を害するだろう。

と、以前にも書いたようなことを、再び書いてしまった。

『初級ロシア語文法』を走り読み。
確かに読ませる文面は、黒田先生だなあ。
でも、読んだだけでは身につかないだろう。
それなのに、読んだだけで「学んだつもり」にならないだろうか?
と少々危惧してしまう。
どちらかというと、たくさんある例文をとにかく覚える、覚える、覚える!という方法で、この本に取り組むべきなのではないかと。
黒田先生の授業は、まさにそんなだったから。

0 件のコメント:

コメントを投稿