2012年1月21日土曜日

リユニオン

いろいろ疲れた。

「オデッサ・コスモス」で、桑野塾について紹介していた。
ロシアの至宝/スペインに行きたい
スペイン内戦介入政策と言えば思い出すのが母から聞いた劇団の御大のことだったので、そんなエピソードを書いていたのだが、驚いたことに、今日その桑野塾で、その方の娘さんと再会した。

もっともスヴェータさん(仮のロシア名)は、テーマがスペイン内戦だからだということで来ていたわけではないようだ。
私は桑野塾に行くのは2回目で、前回参加した時には彼女は来られなかったのだけれど、それまで何度も来ていたのだという。

母が劇団にいた頃、その創業者の娘であるスヴェータさんも劇団にいて、母と同僚になっていた。
それから長く時が経ち、都内の某所で「カザフスタンのアニメーションを観る会」という超マイナーな企画(ちなみに要申込ではあるものの何と無料だった)に参加した時、いきなり保育園時代の呼び名で私に呼びかけてくる女性がいて、不審な目で観てしまったのだけれど、それがスヴェータさんだったのだ。
スヴェータさんとお会いするのは約四半世紀ぶりであり、25年前には私は幼児だったので、さすがに現在とは風貌も変わっているはずなのだが、何故すぐ判ったの???と非常に不思議でならない。
が、とにかくスヴェータさんは私を覚えていてくださっていて(私も思い出しました)、それから何度か劇団にはお邪魔している。
(何故すぐ私を判ってくださったのかというと、今の私が当時の(25年前の)母に似ているからなのか、と思い当った。)

劇団外で遭うのはやはりアニメ絡みが多いか?

まあとにかくそんな懐かしい再会劇もあった早稲田でのひとこま。
ほんとは2時から7号館であったシンポジウムにも行きたかったが、間に合わなかった。

桑野塾はなかなか魅力的なテーマを取り上げていていいなあ、と思うのだけれど、毎回欲張って2本の報告をしている。
(少なくとも私が参加したここ2回はそうだった。)
でも、コンパクトサイズの報告を1回に2本するより、1回に一つずつにして、その一つに時間をかけるようにしてくれた方がよさそうに思える。
前回の演劇と建築にしろ、今回のスペイン内戦とソ連・ロシアアニメにしろ、(今回みたいに2つのテーマに共通性があまりないような場合は特に)、それぞれ1回分の時間をかけるに充分値する題材だろうから。

スペイン内戦は、世界史に疎い私であるがなぜか心惹かれるものがあって楽しみだった。
いただいた資料もおもしろかった。
なのに、後半は…夢の中になってしまった。
結論から言うと、本はとてもおもしろそうなので、読まなければ!というものだ。
必読。

アニメーションは、今回も希少な作品を観ることができた。
タラーソフの「記念日」。
さすがだ。
タラソフの作風は、カチャーノフ(「チェブラーシカ」「ミトン」)やノルシュテイン(「話の話」「霧の中のハリネズミ」)みたいに可愛らしくはないが、ソ連の人気アニメを贅沢にオマージュ?パロディー?にしている。
40-50年代の、「イワンの仔馬」と「雪の女王」の間に紹介された子どもたちがサッカーをしているあのアニメのタイトルと監督は何だったのだろう?見落とした。
ソ連版なんちゃってプーさんも観られたぞ!
それと例のフルジャノフスキーの「一部屋半」の抜粋だったが、今回はショスタコーヴィチの登場場面はなかった。

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