2012年12月9日日曜日

思いがけなく

アドヴェントの2本目のろうそくに灯がともる。
礼拝の後、友達のお見舞いに行った。
もっと頻繁に行くべきなのだが、1カ月ぶりになってしまった。
ともかく、前回と同じように面会手続きをして病室に向かった。
カーテンが閉まっていた。
昼間なのに。
(これまでは平日の夜に会いに行っていた。だいたいちょうど食事時間に当たっていた。)
声をかけてカーテンを開けると・・・。
いなかった。
いや、ベッドごとなかった。
しかし、彼の私物は置いてあって、クリスマスのカードやアドヴェントカレンダー(窓は開いていない)が飾ってあった。
どうしたのだろう?
移動するなら車椅子のはすなんだけど。

面会室やダイニングルームを覗いてみるがいないようなので、ナースステーションに行って尋ねた。
案内されたのはナースステーションに隣接したケアルームだった。
容態を悪化させて、そちらに移動していたのだった。
でも、目を覚ましてはいたので面会してよいとのことで、部屋に入った。
もしかしたら、彼は一瞬私のことがわからなかったかもしれない。
すぐ看護師さんがやってきて血圧などを計測して行った。
それから話をしようとしたけれど、彼の言葉はよくわからなかった。
何度も聞き返した。
そのあとお姉さんがやって来て、やっと右に体を動かしたいと言いたかったことがわかった。
しばらくお姉さんを交えてお話した。

この前お見舞いに来た頃はかなり順調に回復に向かっていたのに、最近体に埋め込んでいた器具が不具合を起こしたようで、それを取り出すべく緊急手術を受けたということだ。
その術後の経過もあまりよくなくて、金曜日にひきつけや意識混濁という深刻な事態になってこちらの部屋に移ったのだということだった。
「驚いたでしょう?」とお姉さんに言われ、確かに予想はしていなかったので、ちょっとおろおろしてしまった。
しかし、昨日よりはだいぶ持ち直しているとのこと。
きっとよくなるだろう。
今週また来られたらと思う。
またお話しましょう。

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