2011年6月27日月曜日

歌は世につれ養父につれ

実際にはロシア人人口は6%ほどだったという、「満州国」ができる当時のハルビンが舞台で、台詞の殆どがロシア語という、不思議な映画「私の鶯」
李香蘭こと山口淑子がヒロイン。
日本人ながら、逃避行のさなかに親とはぐれて、ロシア人オペラ歌手に育てられ、自らも歌手に。
(歌は吹き替えであろう、ということだった)
一方父親も生き別れになった娘を探している。
父子は再会できるのか?
養父はどうする???

国策映画なのか、国策映画を隠れ蓑にした反戦映画なのか、というと、反戦映画というには無理があるでしょ、と思いますね。
苦笑するほど国策映画、とみた。

不自然な点も多すぎ。
中国人の存在が殆ど見えないハルビン。
どうみてもアジア顔なのに、ロシア人の養父のことを「本当のお父さん」と信じて疑わなかった?それはないでしょ!
(それにお母さんは?とか疑問に思わないのか。)
娘(養女)の安全を慮って日本人街に預けるのに、日本の服じゃなくて満州風の服を買って着せるのも不思議です。

それでも、まあおもしろいことはおもしろかったけど。
(非常に貴重な映画ではあります。)
李香蘭はかなりちっちゃく見えた。

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