2011年6月9日木曜日

ライオンを飼い馴らせず

ロシアはカメルーンとの親善試合をスコアレスドローで終えました。

Не укротили "львов"という見出しに、一瞬「リヴォフがどうしたって?!」と、頭の中に大きな疑問符が。
そうかそうか、львовはлев(ライオン)の複数対格(男性活動体)。
カメルーン代表の愛称は「不屈のライオン」でしたっけね。

ロシアの出場選手はというと、4日のユーロ予選対アルメニア戦とはがらっと入れ替え、

Малафеев, Березуцкий, Янбаев, Шишкин, Березуцкий (Бурлак, 46), Шешуков (Семшов, 46), Билялетдинов (Торбинский, 76), Глушаков, Дзагоев, Рязанцев (Жирков, 55), Погребняк

へえー、いつのまにかリャザンツェフ呼んでいたんだ。
えっ?ブルラクまで?!
おお、デビューしたか、タラスくん。

というわけで、今までなかなか若手を験さなかったアドフォカートが一気に3人もデビュタントを送り出しました。

В стартовом составе национальной команды дебютировали Александр Шешуков из "Спартака" и Александр Резанцев из "Рубина", а после перерыва к ним присоединился железнодорожник Тарас Бурлак.

*アレクサンドル・シェシュコフ(スパルターク・モスクワ)
*アレクサンドル・リャザンツェフ(ルビン・カザン)(↑ではРезанцевとなっていますが、Рязанцевが正しい)
*タラス・ブルラク(ロコモチフ・モスクワ)
の3人。

このうち、リャザンツェフは2シーズン前のCLグループリーグの対バルセロナのアウェイ戦のミドルシュートで一時的にグローバルに名を知らしめた(何せ天下のバルセロナがホームで田舎のクラブのスーパーサブにゴールされて敗北したのですから)「実績」があります。
シェシュコフは83年オムスク生まれ、ということで、ジーマ・スィチョフと同郷・同い年。
タラス・ブルラクは、ロシアの「期待の若手」、ロシアプレミアのU21枠で最も輝いている子。
しかもDFです。
シチェンニコフ(ツェスカのほぼレギュラー)が怪我でU21の試合に出られず、ロマン・エメリヤニノフ(ザリャ・ルガンスク)のお鉢が回ってきて、あらあらあらだったが、ブルラクは一気にフル代表デビュー。
おめでとう。

てなわけで、私の一押しタラス・ブルラクくん。
紹介記事はこちら
また、代表デビューしたことについては「別に緊張したりはしなかった」とか言っています。
Надеюсь, это мой второй шаг к よЧМ-2018.
「2018年のワールドカップへの、これが僕のセカンド・ステップになるといいなと思っている」
- А когда же был сделан первый?
「じゃ、最初の一歩は何だったの?」
- В декабре, когда Блаттер вытащил бумажку с надписью «Россия».
「12月にブラッター(FIFA会長)が“ロシア”と書かれた紙きれを取り出した時だ」

*Не укротили "львов"
*Сборная России разошлась миром с Камеруном
*Тарас Бурлак: Я почти не волновался

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