久しぶりに観たので、こんな場面があったかあ、と感慨にふけりながら観た、カウリスマキの「罪と罰」であった。
冒頭の精肉工場の場面は印象に残っていたが、流れている曲が、いつも聴いているセレナードだったとは。忘れていた。
マッティ・ペロンパーが、生涯出演作の中で最もカッコいい役回りだ。
ヘルシンキとペテルブルグは、街並み(建物など)が似ているからだろうか、(違和感がないというわけではないが)それなりに入り込めるし、案外原作に沿っているじゃないか、とも思うのだった。
『巨匠とマルガリータ』へのオマージュか?という場面もあり。
«おかえりカウリスマキ»は結局この「罪と罰」しか観られそうにない。
今回は特に「コントラクト・キラー」と「ラ・ヴィ・ド・ボエーム」が狙い目だったのだが。
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