2012年5月22日火曜日

ユーロ2012出場国紹介③グループC

Группа СグループC
困ったグループだ!
(あまりネタがないんです)

ИСПАНИЯスペイン

いきなり困った。
スペイン文学なんて読んでいないなあ。
『ドン・キホーテ』からいきなりロルカになってしまう。
スペイン語文学というと、たいていラテン・アメリカでしょ?
サッカー関連では『ラウールにあこがれて―スペインサッカー少年の夢 』というジュブナイルがあります。

映画では何だろう?
EUフィルムデーズでは、毎回書記官がやってきて丁寧に解説してくださる親切なお国柄とお見受けしているが、紹介される作品自体にはあまり心惹かれない。すみません。
去年映画館で観たスペイン映画は「ペーパーバード」くらいか。
古い映画だが、「歌姫カルメーラ」はよかった。
ラテン系はテキトーで陽気というイメージがあるかもしれないが、文学も映画も結構暗いものが多い。
(それはイタリアやポルトガルも同じだ。)
おばかな明るさはスラヴ系の方が上なのではないかという気がしている。
それにしても、スペイン製サッカー映画はなぜか思いつかない。

ИТАЛИЯイタリア

舞台としてはドイツなのだが、作家が移住したイタリアで発表した問題作『黙って行かせて』の衝撃は『朗読者』の比ではなかった。
それから、実はアルメニアの話(トルコによる虐殺事件の話)だが、アントニア・アルスラン『ひばり館』。

映画は「家の鍵」が好きだ。
昨年知人に勧められて観た「人生、ここにあり!」もよかった。
上記の『ひばり館』は映画化もされている(タヴィアーニ兄弟監督の「ひばり農園」)。

しかし、サッカー大国且つ映画大国でありながら、スペイン同様イタリアのサッカー映画と言うと、ちょっと思いつかない。
苦し紛れに「ひまわり」を挙げておく。

ИРЛАНДИЯアイルランド

アイルランドのサッカーは好きではない。
アイルランド人選手が嫌いだと言うわけではない。
プレーオフなどで対戦相手にいちいち難癖をつける(しかも強豪相手には言わない)協会の態度に問題がある。
そのせいもあってアイルランドの文学や映画には普段あまり親しんでいないのだけれど、ともかく、アイルランドと言ったらまずはこれがお薦め!
『柘榴のスープ』
標題他のお料理のレシピつきです。
(実はこのシリーズ、これが書きたくてここまで来たのだと言ってもいい。そのくらいお薦め。)

映画は力作が多い。
EUフィルムデーズでのアイルランド映画はまず外れはない。
でもここに挙げるのはケン・ローチ(イングランド人)の「麦の穂を渡る風」にしておく。
定番すぎるか。

ХОРВАТИЯクロアチア

どうしよう。
情報を全く言ってよいほど持っていない。
他のスラヴ系の国なら何とか捻りだせるのに。
イヴォ・アンドリッチとかはやはり“ユーゴスラヴィアの作家”であって(敢えて絞るならボスニアか)クロアチア限定にならないし。
ずっと前にNHK-FMのFMシアターでやっていた『クロアチア物語―中欧・ある家族の二十世紀』
根岸季衣さんがヒロインの声をやっていて、先祖代々のレシピにまつわる話がバルカンの歴史を背景に語られていた貴重な本。

映画はもっと困る。
現在クロアチアの映画界はどうなっているのだろう?
数年前にラピュタのアニメーションフェスティバルでクロアチアアニメが紹介されたが、率直に言ってロシア・チェコ・エストニアといった名だたるアニメ大国には及びもつかなかった(才能の片鱗は見られるのだが…)
お勧めのクロアチア映画をご存じの方は是非教えてください。

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