驚くほどの盛況であった。
斎藤治子先生のお話の中に、黒田龍之助先生のお母様であるせなけいこさんのお名前が出てきて、おおっと反応してしまった。
質疑応答の最初の質問に対する応答で、「ティルコーワが非常に多忙であったのに(特に劇評を書くのには深夜までかかってしまう)、子どもとのふれあいを大切にしていて、読み聞かせをしていたり、他の二人の子持ちの令嬢(コロンターイとアルマンド)も同様に子どもに惜しみなく愛情を注いでいた。自分の家庭では、せなさんの絵本で«9時になった。寝る時間だ»という場面の時計の絵を夫が手を加えて8時に改変し、8時に寝かせて夜に仕事の時間をつくることができ、助かっていたのだが・・・。」という切実だが笑えるエピソードとして。
(具体的な絵本の名前は聞きそびれた。有名な『ねないこだれだ』かな?)
ロシア語学院で催される講演会や映画会は2時からのことが多かったけれど、今回は1時から。
それで時間的に余裕があり、休憩時間はたっぷり30分もあった。
恒例とも言ってよいのだが、後ろにはお茶とお菓子のコーナーが設けられ、セルフでお茶・クッキー・チョコレートをいただくことができたのだが、
1階の窓口で販売していたウクライナのチョコレート。
ロシアのチョコレートと特に変わらない。砂糖っぽい甘さ濃厚。
私が確保した分。
しかし、友人と歓談している間に、チョコはやんわりと危ない状態になった。
夏季には充分ご注意。
盛況だったせいで、上のお菓子の山はあっという間に消え去り、帰り道にご一緒した女性のお話だと、ユーラシア協会の入会手続きをしていたら、もう時遅し。ありつけなかったそうだ。
まあ、そんなことはともかく。
この書籍自体は、昨年発行されてすぐに読み、とてもおもしろいとこのブログにも書いた。
この本の巻末にも地図が載っているが、ペテルブルグで一日二日ゆっくり過ごすことができたら、彼女たちが革命と恋に生きた記念碑としての数々の場所を訪ねてみたいものである。
この本を携えて。
さて、今日はこの本のことに加えて、さらに大きな収穫があった。
本の販売があったのだ。
大好きなイスカンデールだ。
『牛山羊の星座』だ。
これがなんと900円!
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