最も足繁く通っている映画館は、渋谷のユーロスペースだろうか。
南口にあった頃、イラン映画と衝撃の出会いをし、フドイナザーロフに憧れし、いにしえの日々、懐かしい。
今の場所に移った当初は、友人ともども、周囲の環境の悪さに、非常に不満を持った。
(今もだけど。)
今日、Q-AXビルのエレベーターに乗って、割と混んでいる中で行き先の階を自分で押したのだけれど、3階のユーロスペースで殆どの人が降りるのを見ながら行く先ボタンの近くにいた男性が、私に向かって「3階ですけど、(降りなくて)いいんですか?」と尋ねた。
そう、今日、私はユーロではなく、4階のシネマヴェーラにやってきたのだった。
件の男性はなぜ私に3階で降りないかと尋ねたのだろうか。
やはりユーロの客層、と見たのだろうか?
と勘繰りたくもなるほど、ユーロとヴェーラは趣が違っていた。
(一言で言うと、ヴェーラは年齢層が高い。)
今日観たのは「火の噴く惑星」→「ベレジーナ」→「火の噴く惑星」。
「火の噴く惑星」はずっと前に観て、なかなか気に入った作品だった。
改めて観てやっぱり私の心の琴線に触れるものであって(たぶん恐竜風の変な生物が意味不明に大量に出てくるから)、更にもう一回観てしまった。
「ベレジーナ」は初めて観た。
スイスのコメディー、かなりブラックで、(たくさん出てくるスイスのおじいさんたちの判別がつきにくかったので、できればもう一回観たいところだったが)わけわからないラストがよかった。
90年代ならではの、懐メロ感あり。
(今ではこういうのはきっとできない。)
ロシア語部分の字幕は相当いい加減だったが、そう真剣に観るような内容でもないのでラードナです。
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