2012年5月25日金曜日

過ちを正すために

横浜事件のときにも考えたことなのだが、先達の(誤った)判断を後進の者が正すのがはばかられるのだとしたら、同じ機関である裁判所が再審開始の是非を判断するのには冷静な判断がなされようとは期待できないのではないか?という疑念が生じてくる。

せめて、再審開始が妥当なのかどうか、するべきかする必要はないのか、という一点だけでも、裁判官ではなくて、第三者機関が判断すべきなのではないか。
(検察審査会みたいに。)

と、本日の名張ぶどう酒事件の再審開始決定取消に関し、どうしたら日本の司法に絶望しないでいられるだろうかと思いを巡らせ、結局以前と同じような結論に至るのでした。

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