2012年10月31日水曜日

エルミタージュの猫写真

先月、お茶の時間に上司に
「エルミタージュの猫の番組、観た?」
と尋ねられた。

そういう番組があるらしいことは知らないではなかったが、私は殆どTVを観ない人間であり、衛星放送は入らないので、その番組は観ていなかった。

そう言うと、上司はその話がしたかったらしくてがっかりした顔をした。

しかし、同僚が「Kocmaさんは去年エルミタージュで本物の猫に会ってきたんですよ」と言って、その話は続いた。
話を聞いてみると、エカチェリーナ二世が猫を美術品の護衛官に任命したこと、レニングラード攻防戦の最中に一旦猫はいなくなってしまい(←2年以上包囲されていたのだから、言わずもがなである)、その後近郊都市から猫列車で新たな護衛官がやって来たこと、今ではバックステージツァーのようなもので、猫たちの様子が観られること、近所の猫カフェなどに養子に出されることもあることなど、だいたい今まで私が見聞きしたことが番組の内容となっているようだった。

そのエルミタージュで出会った猫、「ファンタスチカ・オデッサ」に書こうと思ってはいるのだが、何せまだスーズダリに着いたところで、なかなかペテルブルグに行きつかない。
だからエルミタージュの猫の話まで展開していないのだが、このたび、その番組が11月3日に再放送されるというので、「オデッサ・コスモス」に写真入りで記事を書いた。

私が去年エルミタージュを訪れた時、アトラスの彫像のある側の入り口から入ったのだが(同行者のあるおばさまは「大使の階段のある側から入りたかった。こんな裏口から入るのなんて意味ない」と盛んに文句を言っていたのだが、意味は大ありだった。ラファエロとダ・ヴィンチの絵をも混まないうちに真っ先に観るためだったのだ。)、


宮殿広場が見えます。

入り口に行く直前、観光客がちょっとした歓声を挙げている。
ぴんときた!
この門の向こうにいるんだな!

駆け寄って探すと、やっぱりいた!!



 いた!
皆でそれぞれ猫を呼んだけれど、まったく動じませんでした。
余は昼寝の最中である。

もう何度も書いたけれど、エルミタージュのミュージアムショップでは猫のカタログも販売しているので、是非探してお求めください。


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