2012年10月9日火曜日

才能は天からの贈り物、あなただけのものではない

午前中、早稲田大学内の會津八一記念博物館にワルワーラ・ブブノワの絵を観に行った。
元々は図書館だったという、大変豪華な建物で(横山大観の大作が階段に飾られている)、常設展示の品々も、大学内のミュージアムにこんなものがあるとは思わなかったという驚きのものであった。
しかしまあ、ブブノワの絵というのは、二階の常設展示室内の特集展示スペースの壁に、9枚がただ並べられていた、という感じで、なんかもう少し工夫の欲しいところだったけれど、無料で観られたのだから、あまり文句は言うまい。
鮮やかで端正で上品な作品群だった。
会期前半に展示されていた9点を見逃したのは残念。
でも、この先目にする機会はあるだろう(、と思いたい)。

このあと、チャイカでランチとしたかったのだけれど、月曜定休なので、駅ビルで適当に食事をして渋谷へ。
目当てのチケットを入手した後、アドヴェントカードが売っていればいいなと思って、アップリンクへ行く道の途中にあるギフトショップに行ってみたのですが、店内はハロウィーン特集で、クリスマス関連商品はまだだった。

そのあと、ユーロスペースでブラジル映画祭の「サッカーに裏切られた天才、エレーノ」を観た。
悲しい。
ブラジルサッカー界にはこういう、才能がありながら幸運に恵まれなかった選手が山ほどいるのではないだろうか。
夢を見たけれど力が及ばなかったと思いきるのと、天才だったのに巡り合わせが悪くて、というのと、結果的にはどちらの方がよりましだったのだろうか。
主演の二枚目俳優(エレーノ本人も美貌の天才選手だったという話だ。この俳優は「苺とチョコレート」の詩人役の人を思い出させ)のなりきり演技には舌を巻く。
プレイヤーとしてはぎらぎらした視線でオーラを醸し出し、廃人になってからは心ここにあらずという風で。

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