2012年10月28日日曜日

誰も知らなかった周遊きっぷ

この夏、「萩・津和野ぐるっと周遊きっぷ」を利用して、津和野・萩・秋吉台・秋芳洞・湯田温泉にバス旅行をしてきたのだけれど、猫の写真絡みでちょこっと書いたままになっていた。

遅まきながら、この周遊きっぷについて使った感想を書いておく。

上記のように、私は津和野・萩・秋吉台・秋芳洞・湯田温泉でこれを利用した。

この周遊きっぷは
①往復の高速バス(東京・津和野往復でも東京・津和野/萩・東京でも東京・萩/津和野・東京でもよい)乗車券・指定席券
②周遊エリアの路線バス6回分の乗車券
がセットになっており、
③帰りの高速バス乗車券提示による観光施設の割引特典が受けられる
というものだ。

まず、このきっぷがお得なのかということだが、津和野・萩をバスをメインに移動するのなら、充分元がとれる。
①東京ー津和野の高速バスは早割があるし、東京・萩の方はネット割があるようだが、東京ー津和野ー萩ー東京というルート(逆方向でも同じ)だと、結局これが一番安く上がるのではないだろうか。
津和野・萩間の路線バスが2130円で、結構高いが、これがセットになっているのだから。
②の路線バス乗車券は、この津和野駅→東萩駅のほかに、東萩駅→秋吉台、秋芳洞→湯田温泉の3枚を使った。
実はこの他に津和野で鴎外記念館から津和野駅に戻る際に使えたし、萩でも市内循環のまーるバスは使えないのだが、松陰神社ー東萩駅などには使えたので、もっと使いこなすことはできたはずだった。
(ただ、あまり本数がないので、1本乗り逃すと「歩いた方が早い」ということになるのだった。)

③の施設での割引特典は以下の施設で利用した。
安野光雅美術館 一般800円→600円
津和野町民俗資料館 一般250円→150円
津和野町城址観光リフト 一般450円→340円
森鴎外記念館 一般600円→500円
秋芳洞 大人1200円→900円
中原中也記念館 一般310円→260円(←但し、70歳以上は無料です)

しかし、この全ての施設で、割引料金で、と言うと「それは何ですか?」と言われた。
つまり、この割引特典については、施設側には全く周知されていなかった。
パンフレットを見せると、先方も納得して割引料金にはなったけれど、行く先々でこうだから、よっぽどこの周遊きっぷは使われていないんだろうなあ、と思ってしまった。

だいたい、行きの高速バスに乗った段階で、つまり新宿(実質代々木)で行きのチケットをバスの運転手さんに見せた時に「これ、何?」と言われたんですよね。
(この乗務員さんは感じ悪かった。アナウンスもはっきりせず、よく聞き取れなかったし。)

いや、そもそもチケットを買う段階からして、窓口の人も馴れていない感じだった。
そんなチケット、あるの?という様子。

そうそう。
パンフレットも去年の秋に作ったもののままで、これだと販売期間やご利用期間が終了してしまっていることになるのだけれど、そのまま使っているのだ。
まあ、売れていないから敢えて在庫をそのまま使っているのだろうけれど。
訂正シールを貼るとか、そういうのも一切なし。
私はロシア鉄道省でも相手にしているのかと思いましたよ。

いちいち説明しないといけないにしろ、割引はちゃんとしてくれるので、大丈夫!ではあるのだけれど。



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