2011年11月29日火曜日

私の大学

университет(ウニヴェルシチェート)が総合大学
институт(インスチトゥート)が単科大学・研究所

ロシア語の初級教科書は大学生向けであることが多いので、「私は大学生です」「大学に通っています」みたいな例文がよく出てくる。
大学に相当するロシア語の単語も早い段階で出てきて、上記のように説明を受けた。

えーと、それじゃあ私の母校はуниверситет?
でも、日本では殆どの大学がユニヴァーシティーだと名乗っているのでは?

ということが、黒田先生の授業でも話題になった。
その場にいた人たちの殆どは、学部が複数ある大学の出であったので、それはуниверситетと言ってよいかという話になる。

「いえ、厳密には複数の学部をもつというだけでは総合大学を名乗れません。」と先生。
「総合大学というには、それがなくてはならないという必須の学部が3つあるんですよ。」
総合大学構成要素必須の3学部って?

どの学部だろうかと当てっこが始まったが、
*医学部
*法学部
はすぐに出てきたけれど、もう一つがとうとう当てられなかった。
それは何かと言うと、
*神学部 なのでした。

それから
*哲学学部
は、いわゆる一般教養課程として、やはり必須の学部であった由。
(そのとき、現役大学生だったリョーシャくんは、知っているぞと言わんばかりににやにやしていた。)
「神学部かあ!それは思いつきませんでした。でも、それなら日本には厳密な意味での総合大学って…」
「上智は神学部があるけれど医学部がないし」
「慶応は医学部があるけど神学部がない」
「○○は医学部も神学部もない」

ロモノーソフが創立した当時のモスクワ大学は
*哲学学部(一般教養課程)
*法学部
*医学部
の3学部だった。
神学部はなかったようだ。
(今でもないんじゃないかな?)
現在モスクワ大学は39学部、学生約4万人、教員約1万人。
学部はまだまだ増えるらしい。

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