2011年11月26日土曜日

職業選択

先日、С上司の来し方を伺う機会がありました。
几帳面な性格な方なので、年表とかこれまでの業績のリストとかをA4用紙数枚にまとめてのお話でした。

ご両親のお話もかなり詳しくお話しされ、一見突き放したような口調ながら、感謝されている様子がひしひしと伝わってきました。

С上司が現在の職業を選ぶにあたって、それまで夢見ていたこともあった理科系や美術系へ進むことを断念するに至ったのが、遺伝的な、とある要素ゆえだったことを、私はそのとき初めて知ったのですが、私の友人にも職業を選ぶ際に同じ理由で選択肢を狭めざるを得なかったという人がいて、実はその友人は雰囲気がС上司に結構似通っていたので、不思議な驚きと親近感を持ったのでした。
共通点は、まず一見して「この人、頭いいな」と思わせること。
(で、実際できる人たちの中にいても「頭いい!」と人を唸らせる。)
すごく几帳面なこと。
努力を難なくできること。
その割に結構お茶目なこと。
要するに、私と正反対ですね。
私は怠け者(ミハイル・バクーニンに大変親和性があり、「ママ、ロージナ、○ー○○」の○ー○○が苦手)ですので。
(そうは見えないかもしれませんが、「仕事は熊ではないので森に逃げない」派です。)

その友人は、結果的に親御さんと同じ職業を選び、偉くなっている・・・というと、語弊がありそう・・・、立派な仕事をしています。
С上司は、意図的に(かなり強い意思のもとに)ご両親とは違う生き方をしようと目論んでこられたようです(今にして思いやるにご両親の偉大さを実感するようになっているに相違ありません)が、この分野で数々の業績を挙げられています。

私は・・・。
そう、親とは違う道を来ました。
親たちも、その親たちとは違う道を選んできたのだけれども。
(その上の代もやっぱり親の職業を引き継がなかった。)
しかし、曾祖父母、祖父母、両親といった肉親たちの生きざまと、自分とを見比べてみて、ふと、やっぱりどこか似てしまっているような気がしてしまいます。
わあ、どうしよう。
こんなはずでは。

特にС上司のお話を聞いた後、私にはとても真似できないや、やっぱり私にはボヘミアンな血が断ち切れていない(どころかそれが濃い)、と感じてしまう。
こんなはずでは・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿