政治の本は苦手なので、『プーチン2.0 帰路に立つ権力と腐敗』も、さらっと一読しただけでは何を主張しているのかよくわからなかった。
関心をひいてしまったのは、全く興味本位なことでそのことには気が引けるのだが、プーチンの取り巻きたちを列挙している箇所だ。
「プーチンとガスプロム」という項目で、
③ローテンベルグ兄弟
⑤ユーリー・コヴァリチューク
と書いてあった。
ローテンべルグ兄弟はプーチンのごく親しい友人。
特に兄のアルカジー・ロマノヴィチはプーチンの柔道のスパークリングパートナーである。
ビジネスの方は弟のボリス・ロマノヴィチの方が活発に行っているようで、ガスプロムに納入するパイプラインの会社を設立・運営している。
兄弟で「北方航路」銀行(SMP)を保有している。
プーチン、ガスプロムと結びついた富豪なのだ。
弟ボリス・ロマノヴィチの息子ボリス・ボリソヴィチ・ローテンベルグはサッカー選手だ。
86年レニングラード生まれのDFだ。
SMPはFKヒムキのスポンサーだが、ボリス・ローテンべルグ選手は2009年にはヒムキにいて、14試合に出場した。
その後アラニヤで16試合。
ディナモ・モスクワ、クバンでの出場はなく、この夏キプロスのオリンピアコス・ニコシアにローン移籍した。
フィンランドとの二重国籍で、フィンランドの年代別代表での経験がある。
ボリス・ロマノヴィチ・ローテンべルグ(お父さん)はソ連からフィンランドに帰化、そしてボリス・ロマノヴィチ・ローテンべルグの元妻イリーナ・ハラネンはフィンランド人とのこと。
この人がボリス・ローテンべルグ選手のお母さんなのだろう。
(ローテンべルグ選手が二重国籍なのは、移住先のフィンランドで育ったということと、お母さんがフィンランド人だということがあるのだろう)
この時期にキプロス移籍って、経済絡みに思えてしまう。
⑤のコヴァリチュークは単にサッカー選手と同姓なだけで、親戚関係はないと思う。未確認だけど。
コヴァリチューク選手はオデッサ生まれでモルドヴァ代表。
ユーリー・コヴァリチュークの兄弟のミハイルもプーチンの関係者。
フルセンコ元教育相もサッカー協会の会長経験者。
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