2012年8月9日木曜日

ミーラヤ・コノプリャンカ

マウリッツハウス美術館展のチケットを入手していたので、行かなきゃなあと焦り始めていました。
混んでいるだろうから、行くならいつ行くのか、よく考えて決めないと。

遂に行ってみたので、これから観に行く方にアドヴァイス。

1.土日は避ける。
2.何と言っても朝一番に入館する。
(夜間開館の金曜日に行ってみるのもよいかもしれない。)

目新しいことはなく、これだけです。

着いたのは8時45分頃。
東口の前に列ができていてそこに並んだら、ほどなく館内に誘導され、“炎天下で長時間待ち”ということはなく、涼しいところで待機することができました。
(チケットは予め手元に用意しておくことは言うまでもありません。)

最初から2番目のグループで入場し、周囲にお子様集団がいるのにちょっと脅威を感じながら、しずしずと会場に入ったわけですが、まあまあの混み具合です(レーピン展を比べるとよっぽど混んでいる)。

ただ、例のあの絵、「真珠の耳飾りの少女」は、最前列で観たい人用の列がつくってあり、肩越しでもよければ並ばなくても観られます、という仕組みになっています。
さして列も長くないので列に並んで見て、そのあと列の外からも観て(他の人もそうしていた)、充分あの子を鑑賞することができました。
以前この絵を観た時、「青いターバンの少女」というタイトルにも関わらず“少女”だとわからず、3,40代の女性だと思ってしまっていたものです。

この絵を過ぎると、あとは大丈夫。
ゆっくり観られます。
私がとても素敵だと思ったのはカレル・ファブリティウスの「ごしきひわ」という小さな油彩画です。
Ой, какая милая коноплянка!
コノプリャンカ
可愛らしい。

このあともう一度最初からまわってみましたが、もうたいへんな人混みになっていました。
レンブラントもブリューゲルも、さきほとは立ち止まって深く深く見入ることができましたが、もうそれは適いません。
やはり朝一番でないと。

それから、会場特設のショップは例の絵絡みのグッズが多いですが、むしろ美術館常設のお店の方が充実しているようです。
特設ショップはうさこちゃんをはじめとするオランダ発の商品も並んでいて、デルフト焼き風のバンダナなどが素敵でした。
それから『ミッフィーとフェルメールさん』というコラボの本も割とおもしろかったです。
ミッフィーことうさこちゃんは「牛乳を注ぐ女」の絵を観て「随分腕が太いわ」と指摘し、それを受けてふわふわさんは「働いている人だからね」と落ち着いた答えをする、微笑ましい光景が繰り広げられます。

そんなわけで、明日の夜は狙い目かも知れません。

会場の最後あたりに展示されていた、あの絵の衣装再現の図。
これはまあ、いいのだけれど、出品リストにもこの衣装をまとった女優の写真が場違いに載っていて、あーあという感じ。


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