2012年7月26日木曜日

デニス・チェルィシェフ 初めの一歩

Денис Черышев забил гол за мадридский "Реал" (видео).




スペイン語の実況は巻き舌全開。
ゼニットの34番はあの暴走特急君だが、レアル・マドリードの34番は「Denis」と書かれたこの子です。

デニス・チェルィシェフ、21歳。
国外在住の若手に対しては代表入りに関して素っ気ない態度を取り続ける※ロシアサッカー協会も、父親が有名選手だった彼についてだけは例外的にコンスタントに年代別代表に呼んでいたが、A代表になるには自分自身の力がなくてはいけない。
そんな彼も、遂にレアル・マドリードのトップチームに呼ばれたそうだ。
昨日のオビエドとの親善試合で、チームの2点目を叩き出した。
(オビエドって昔オノプコさんがいたところでしたよね。)
おめでとう、デニス。
まずは第一歩を踏み出したんですね。

デニスは昨シーズンはレアル・マドリードのリザーブチームであるレアル・マドリード・カスティージャに所属し、リーガ・エスパニョーラ二部Bでプレイしていた。
そして昨日はトップチームでの初得点を挙げ、またレアル・マドリードのトップチーム初のロシア人選手となったのだ。

数日前、レアル・マドリードは、もう一人ロシア人選手と契約を交わしたそうで。
セルゲイ・クンジク、17歳FW。

Исторический выход Черышева

数日前まで、リーガエスパニョーラのトップリーグでプレイするロシア人はレアル・ソシエダ(カルピンが以前プレイしていたところ)のヴァジム・デミドフ一人きりだった。
しかも、デミドフは民族的にはロシア人だが(彼が言うには「血統では100%ロシア人」とのこと)、親の仕事の都合でノルウェーで育ち、結局ノルウェー代表になった、「ノルウェー人」(国籍及び代表上は)なのだ。なんだか複雑。
(彼自身はロシア代表入りを望んでいたようだが、上記※部分で触れたように、ロシアサッカー協会はロシア国外在住選手のロシア代表入りにはあまり関心を持っておらず、「国内の選手だけで足りている」と、選手発掘に熱心ではない。こんなことでよいのだろうか?チェルィシェフの場合は例外と言っていい。)
そのデミドフは、チェリシェフやクンジクと入れ替わるように、ドイツのアイントラフト・フランクフルトに移籍してしまった。
(マハダヴィキアがいたことがあるクラブだ。)

まあ、しかしそういうわけで、本日はデニスへの祝辞に満ちているロシアフットボール界なのでした。

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